<校長室の窓> 豊田佐吉から学ぶ
- 公開日
- 2017/02/14
- 更新日
- 2017/02/14
勝川小学校
世界をリードする自動車メーカー・トヨタ自動車を中心とする
トヨタグループ。
その創業者である豊田佐吉の生誕から、今日で150年を迎えました。
豊田佐吉は、現在の静岡県湖西市に生まれました。
明治初期の動乱の中、村の人々の暮らしは困窮を極めていました。
小学校を卒業する頃から、父の大工の仕事を手伝うようになった佐吉は、
「なんとか人のために役立ちたい!」と考えるようになったといいます。
遠州木綿の産地として知られる湖西地方は、綿織物業がさかんでした。
佐吉の母も、昼は農作業に従事し、夜は機織りに精を出しました。
佐吉が、自動織機の発明を志すきかっけになったのは、
「母の機織り仕事を少しでも楽にしてやりたい」という思いが
あったからです。
1890年、佐吉は最初の発明となる「豊田式木製人力織機」を、
完成させ、翌年には、特許を取得しました。
この発明が、西欧に遅れをとっていた日本の織機を、
大きく発展させたのです。
また、佐吉の息子・喜一郎は、父から引き継いだ事業を基盤に、
自動車事業へ進出し、今日のトヨタグループの礎を築きました。
1930年に、63歳の生涯を閉じるまで、
豊田佐吉は、常に発明主義をつらぬきました。
佐吉の精神を日常の心構えとして明文化した「豊田綱領」は、
今も、トヨタグループ各社に受け継がれ、
全従業員の行動指針としての役割を果たしています。 (読売新聞参照)
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(写真出典 Yahoo!画像)