勝川小学校　６年生の皆さんへ

昨年（２０１６年）１２月３０日に、
私が尊敬している渡辺和子さんが亡くなりました。
膵臓癌（すいぞんがん）でした。８９歳で亡くなりました。

私を含め、日本中の多くの人々が、彼女の死を悲しみました。
朝日新聞「天声人語」・毎日新聞「余録」・産経新聞「産経抄」でも、
彼女の死を悼（いた）む言葉が掲載されました。

置かれた場所で　咲きなさい

この言葉は、彼女の著書（「幻冬舎」発行）の題名です。
この本は、２２０万部を超える大ベストセラーになりました。

この本の中に、次のような言葉があり、
私を含め、多くの人々を勇気づけました。

時間の使い方は、そのままいのちの使い方。
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
「こんなはずじゃなかった」と思う時にも、
その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。

そして、私がもっとも心打たれた言葉は、次の言葉です。

どうしても咲けない時もあります。
そんな日は、
下へ下へと根を降（お）ろします。

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