学校日記

<校長室の窓> 加点法

公開日
2016/11/24
更新日
2016/11/24

勝川小学校

保護者の皆様へ

こんな文を目にしました。
お読みいただけたら、幸いです。

世の中の評価の方法としては、大きく分けると、
「減点法」と「加点法」という2つの方法があります。

減点法とは、「満点」というお手本があり、
できないことを減点していく評価であり、
100点満点のテストなどは、それにあたります。

また、加点法とは、
できたものをどんどん加点していく方法で、上限はありません。
フィギアスケートは、この加点法が取り入れられています。
満点はなく、素晴らしい演技ができれば加点されていく仕組みです。
どんどん挑戦して、「高得点をとりたい」という意欲にも結びつきます。

評価の方法としては、時と場合に応じて、両方が必要なのですが、
とりわけ「子育て」に関しては、加点法で育てることが必要です。
できたことを加点、つまり「ほめる」ということです。
加点法による評価は、できていないところを見るのではなく、
できているところを見て、評価することです。
できないことを攻撃されるよりも、できたことをほめられると、
子どもたちも楽になるでしょうし、できたことが自信になり、
次への意欲にもつながります。

決して口先だけでなく、心から「ほめる」ことが大事です。

いかがでしょうか。
子育ての参考にしていただければ幸いです。
「釈迦に説法」をお許しください。
                     校長 堤 泰喜