<校長室の窓> 大きい人と小さい人
- 公開日
- 2016/11/18
- 更新日
- 2016/11/18
勝川小学校
勝川小学校 高学年のみなさんへ
今日は、久しぶりに私が尊敬する東井義雄先生の言葉を紹介しますね。
人間には大きい人と、小さい人があることを考えていただきたい。
自分のことしか考えない、
これを小さい人間といいます。
僕(ぼく)は体が小さいからといって、
恥(は)ずかしいと思っている人はいませんか。
体の小さいことは、恥ずかしいことではない。
性根(しょうこん)の小さいことが恥ずかしいんです。
受験(じゅけん)に合格した中学生A君が、
不合格になったB君を慰(なぐさ)めに行き、
「僕だけ通(とお)ってしまってごめんね。」と泣いた。
自分の力で通ったのですから、何も恥じる必要もないのに、
落ちた仲間の胸の痛(いた)みが自分の痛みになってくる。
これをね。大きい人間というんです。
どうか皆さんも、体の小さいことなんか気にしなくていいが、
自分のことしか考えないようなケチな人間にならないでほしい。
ケチなことが恥ずかしいことだと考えていただきたい。
そして、不幸(ふしあわ)せな仲間の胸の痛みが、
ちゃんと自分の胸の痛みになるような、
大きさを求めていただきたいのです。
東井義雄先生の言葉の本校HPへの掲載は、
東井義雄記念館から許可をいただいています。
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