学校日記

<校長室の窓> 新聞を読もう!

公開日
2016/10/18
更新日
2016/10/18

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

10月15日〜21日は、「新聞週間」です。

皆さんの家庭の多くが、新聞をとっていると思います。
とっていなくても、中日新聞の青木新聞店のご好意で、
高学年の教室には、必ず新聞がありますね。
ぜひ、新聞を読む習慣をつけてください。
最初は、スポーツ欄でも何でもいいので、
必ず、毎日、新聞を手にとる習慣をつけましょう!

新聞を読む習慣がついたら、次のステップです。
明治大学の斎藤孝(さいとう たかし)教授は、
その著書『新聞で学力を伸ばす』(朝日新書)で、
次のような提案をしています。

1 新聞記事を切り抜く。(スクラップ)
2 その記事を要約する。
3 新聞から得た「事実」をもとに、
  自分なりの意見や見解を30秒で説明する。

これを繰り返すだけで、国語の力が、格段に伸びるそうです。
それとともに、斎藤教授は、
「新聞が伝えているのは社会そのもの。
 新聞を読むということは、社会とつながること、
 新聞を読むということは、生きる力を自ら培うこと」

とも、述べています。

東京工業大学特命教授で、
ジャーナリストの池上彰(いけがみ あきら)さんは、
なんと、1日に、7種類(7紙)の新聞を
読んでいるというから驚きです。
私は、中日新聞と読売新聞の2紙だけですが、
この2つを読み比べるだけで、同じ事柄(ことがら)や事件でも、
「新聞によって、ずいぶんと表現が違うなぁ…。」と思います。

池上さんは、
著書『情報を活かす力』(PHPビジネス新書)で、
こう述べています。
「インターネットで情報を収集する場合は、
 自分にとって都合のよい情報しか集めようとしない傾向があり、
 これでは見識(けんしき)が広がらない。
 ネットでの情報収集だけでは、
 視野がどんどん狭(せば)まってしまう。
 これを回避するためにも、
 新聞などで、自分と違う意見や見方を吸収する必要がある。」

勝川小学校では、中日新聞の方にご来校いただき、
5年生の皆さんを対象に、
新聞を活用した「出前授業」を、11月7日(月)に行います。
新聞の読むことの大切さを、しっかりと学びましょうね!
                          
                     校長 堤 泰喜

※ 斎藤孝教授の詳細は、ココをクリックしてください。
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