学校日記

<校長室の窓> 心を打ち抜く母の金言

公開日
2016/10/07
更新日
2016/10/07

勝川小学校

保護者の皆様へ

中日新聞の『ヤングアイズ』に、
13歳の中学生の文章が載っていましたので、ご紹介します。

料理・洗濯・送迎など、母は僕にいろいろなことをしてくれます。
中には、僕の弱い心を、支えていることもあります。

僕は、テニスをやっていて、
試合に出られなかったことがありました。
「試合に出られないなら、練習しても意味がない」
と心が折れそうになった僕に、母はこう言いました。
「ここが勝負!ここで、もうあきらめるか、それとも
 ひと踏ん張りするか。」
この一言で、もうひと頑張りしてみようと思いました。

後輩と試合をした時、練習だからと手を抜いて、
負けても悔しくなかった僕に、母は、
「相手が誰であれ、誰がペアであれ、真剣にやりなさい!」と。
母は、僕の心の弱さを見透かしているように感じ、
深く反省しました。

母は、僕の心を支えてくれる、なくてはならない存在です。
これからも、母との時間を大切にし、
頑張っていきたいと思います。


私には、社会人の娘が二人います。
彼女たちが、くじけそうになった時に、心が緩んでいた時に、
父親として、「金言」とまでは言わないまでも、
本当にタイムリーな「言葉かけ」ができていただろうかと、
この文章を読んで、猛省しました。
                     校長 堤 泰喜