学校日記

<校長室の窓> 三感王(さんかんおう)

公開日
2016/10/06
更新日
2016/10/07

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

俳優・歌手の加山雄三(かやまゆうぞう)さんを知っていますか。
加山さんは79歳で、今なおライブハウスや全国ツアーで歌う傍ら、
マリンスポーツに親しむ「永遠の若大将」です。

彼は、失礼ながら、世で言う「高齢者(こうれいしゃ)」です。
しかし、全く年齢を感じさせない生き方に、
本物の「かっこよさ」を感じるのは、
私だけではないと思います。
どこからそんなエネルギーが生まれてくるのでしょう。

あるラジオ番組に、彼が出演した時、
「歳をとらない秘訣(ひけつ)」について、
「感心」〜何事にも関心を持つ。
「感動」〜感動する心を持つ。
「感謝」〜感謝の気持ちを持つ。

と語っていました。

加山さんの人生は、
「上り坂あり、下り坂あり、まさかの人生」だったと言います。
そして、
「負けるものかと思った。
 同時に、この試練を与えられたことが感謝に変われば、
 ものすごい力になるかもしれないと思えた。」

とも言っています。
すごい苦労に立ち向かっていく勇気が、
若くしているんだろうなと思います。
彼は、まさに「人生の三感王」なのです!

私は、三感王もいいのですが、
勝川小学校の皆さんには、感心・感動・感謝に加え、
「感性」を磨くことを大切にしてもらいたいと思っています。
「感性」を英語にすると、sensibilityです。
例えば、野に咲く花を見て、「美しい」と思うのも、
「感性」の一つと言えましょう。

「感性」を加えると「四感王」ですね!

「感性」は、自分でも気づかず、
潜在(せんざい)しているものも多くあります。
それを自分で発掘してほしいのです。
本を読む、音楽を聴く、絵を描く、映画を観る、自然とふれ合う…。
そんな中で、「感性」を磨いていってほしいと思います。

                         校長 堤 泰喜

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