学校日記

<校長室の窓> 評価

公開日
2016/09/15
更新日
2016/09/15

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

人は、他人から評価されたり認められたりすると、
それが励(はげ)みとなり、
期待に応えようと、よりいっそう懸命に取り組むようになります。
人間とはそのようなものです。

時に、その評価や期待が大きすぎて、
“自分にそんな力はないのに”
“買いかぶられても困る”と、
負担になることもありますし、
自分の思っている以上に低く見られて、
不満を感じ、やる気がそがれてしまうこともあります。

このように、とかく他人の評価に左右されるのも、
お互い人間の一面と言えましょう。

しかし、私の経験から言って、
「常に正当な評価が得られる」とは限らない
というのが現実です。

それによって、自身の取り組みに躊躇(ちゅうちょ)が生じたり、
努力をやめてしまっては、結局、自分が損をします。

ですので、過分な期待を受けても重圧に押しつぶされず、
それに沿うべく全身全霊(ぜんしんぜんれい)を傾ける。
また、低い評価を受けても「投げやり」になるのではなく、
やるべきことに真摯(しんし)に取り組み続ける。


そうしてこそ、真の実力がつき、
周囲の目も変わってくるのと思います。
「過大評価」も「過小評価」も前向きに受け止め、
自らの成長の資としたいものですね!        

私が尊敬する東井義雄先生の言葉を読んで下さい。
これを紹介するのは、2回めです。       校長 堤 泰喜

見てもらえなくたっていいんだ 
ほめられなくたっていいんだ
そういうところでの 全力投球 
そこにぼくの生きがいがあるんだ

東井義雄先生の作品の本校HPへの掲載は、
東井義雄記念館から許可をいただいています。
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