2学期始業式 校長式辞
- 公開日
- 2016/09/01
- 更新日
- 2016/09/01
勝川小学校
こうして、皆さんを見ていると、
「ひと回り大きくなったな」「たくましくなった」なと、感じます。
1学期の終業式の日に、「公言実行」という話をしました。
「これをやる!」とみんなの前で言い切って、
「やり通す!」という意味でしたね。
「公言実行」できましたか。
先生は、お仕事が終わった後、1日1時間、英語の勉強をしました。
いつか、ALTの先生と英語で会話がしたいな思っています。
また、1学期の終業式では、
「頑張っている人の姿は美しい」という話をしました。
そして、リオデジャネイロオリンピックで、
頑張っている選手から、いっぱい感動をもらいましょう!
というお話もしました。
いかがでしたか。
では、ここで、オリンピックを少し振り返ってみましょう!
(安室奈美恵さんの『Hero』の曲の一部をかける)
先生が感動したのは、まず、体操男子団体の金メダルです。
12年ぶりの快挙でした。
キャプテンの内村航平選手は、こう言いました。
「個人でとった五輪の金とは全然違う。めちゃめちゃ重たい。」
「仲間と獲る金メダルは、うれしいを超えちゃっている。」
キャプテンとしてチームを引っ張ってきた内村選手。
本当にうれしかったのだと思います。
もちろん、彼は、ロンドンオリンピックに続き、
個人総合でも2連覇を達成しました。
腰を痛めていたにもかかわらず、「痛い」という弱音を吐かず、
偉業を成し遂げました。見事です!
水泳では、萩野公介選手が、
男子400m個人メドレーで金メダルを獲得しました。
男子400m個人メドレーは、
水泳では「もっとも過酷な競技」と言われています。
この競技に勝利した人は「キング・オブ・スイマー」と称賛されます。
「水泳の王様」という意味ですね!
バタフライ100m
背泳ぎ100m
平泳ぎ100m
クロール100m
を泳ぎ切って、見事に優勝したのです。
インタビューで、萩野選手は、
「大也がいなかったら、僕はここにいない」と言いました。
大也とは、このレースで銅メダルをとった瀬戸大也選手のことです。
2人は、小さな時からずっと「ライバル」でした。
そして、お互いに励まし合う「親友」でもありました。
「最強のライバルでもあり、最強の友」でもある。
そんな関係、とても素敵ですね!
レース後、彼らは、手をとりあいました。
そして、お互いに健闘をたたえ合いました。
東京オリンピックでは、瀬戸選手が金メダルをとるかもしれませんね!
今後のこの2人の活躍が、とても楽しみです。
次に、重量挙げの三宅宏美選手も印象に残りました。
彼女は、「辛いことの後には必ず幸せがある」と信じて、
過酷な練習をしてきたそうです。
この漢字、読めますか。
「辛い」と言う字です。
この辛いという字に一本「横棒」を入れると、
「幸せ」という漢字になるのです。
つまり、「辛い」は「幸せ」の途中なのです。
銅メダルをとって、16年間頑張ってきた思いを胸に、
バーベルに頬ずりをしている三宅選手です。
彼女の父親がこう言いました。
「これまで誰よりも練習を積んできたからね。よくやったな。」
その横で、三宅選手は泣いていました。印象的でした。
テニスの錦織選手もすごかったですね!
テニスでのメダルは、96年ぶりというから驚きです。
卓球女子団体の銅メダルも感動的でした。
主将を務めていた福原愛選手の涙が印象的でした。
福原選手は、「本当につらいオリンピックでした」と泣きました。
そして、
「この銅メダルは、金メダルと同じくらい価値があると思います。」
と言いました。
先生は、ふと思いました。
「銅」という字を分解すると、「金」と「同じ」と書くのです。
卓球男子の水谷選手の「雄叫び」にも、何度か勇気をもらいました。
女子バドミントンでの初の金メダル!すごいですね!
そして女子レスリングの伊調選手は、オリンピック4連覇です!
ボルト選手ですら3連覇ですから、本当にすごいですね!
日本選手団の主将を務めた吉田選手は銀メダルでした。
悔しくて泣きました。
優勝したのはアメリカの選手です。
吉田選手にあこがれてレスリングを始め、
吉田選手を目標に、努力の上に努力を重ねてきました。
そして、自分にとってずっと「ヒーロー」だった吉田選手に、
ついに勝って、うれしくてリングの上で泣きました。
この2人が抱き合っての「涙」は、とても美しいと思いました。
シンクロもすごかったですね!人魚のようでした。
多い時は、1日12時間も練習したそうです。
「練習はうそをつかないこと」を証明してくれました。
男子400メートルリレーの銀メダルも感動しました。
まさに「チームワーク」の勝利でした。
あのボルト選手も、日本のチームワークを絶賛していました。
さて、先生は、オリンピックも感動しましたが、
7月に柏原小学校で行われた陸上大会での
勝川小の選手の頑張りにも、とても感動しました。
写真は、男子400m決勝です。
スターターは、I君(式辞では実名を言う)です。
I君は足を痛めていましたが、痛みをこらえ、
すごい走りを見せてくれました。
この写真は、
第2走者のU君から第3走者のH君へバトンが渡る場面です。
U君は、走り幅跳びの選手でもあり、かなり疲れていました。
H君も、走り高跳びの選手であり、
激しい闘いの後で、かなり体力を消耗していました。
しかし、2人とも力強い走りを見せてくれました。
アンカーのN君は、100mではI君に惜しくも敗れましたが、
見事にアンカーの役目を果たしてくれました。
先生は、この4人の姿に感動し、涙が出ました。
「頑張っている人の姿は美しい」と、改めて思いました。
女子もこのメンバーが、見事3位に入り、賞状をもらいました。
みんなで勝ち取った勝利でした。
まさに「チーム・カチガワ」です。
話が長くなりましたが、
この夏の感動を、2学期にぜひ生かしましょう!
今度は皆さんが頑張る番です!
2学期は運動会があります。
また、野外学習・修学旅行・校外学習など、大きな行事があります。
もちろん、日々の勉強も精一杯頑張りましょう!
皆さんの「頑張り」に期待して、2学期始業式の式辞とします。
※安室奈美恵さんの『Hero』は、ココをクリックしてください。
(スライドは全てではありません)