学校日記

<校長室の窓> 「C世代」を力強く生きる!

公開日
2016/07/06
更新日
2016/07/06

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

日本の高度成長の時代に、「3Cの時代」というのがありました。
車(Car)・カラーテレビ(Color television)・クーラー(Cooler)を
日本国民があこがれ、買い求めた時代でした。

時代は変わって、
今を生きる人々を「C世代」と呼んでいるそうです。

Computer(コンピュータ)を、かたわらに持ち、
ネットで知人とConnected(つながり)し、
Community(共同体)をつくる。
Change(変化)をいとわず、
自分流をCreate(創造)する世代

という意味だそうです。

まさに皆さんの世代がこれにあたると思います。

私は、「C世代」の人が、
この時代を生き抜くためには、3つのものが必要と考えています。

1つは、Challenge(チャレンジ)です。
何事にも、積極果敢にチャレンジする精神ですね!
これは、説明するまでもないでしょう。

1つは、Communication(コミュニケーション)です。
「人の意見にしっかり耳を傾ける」
「人に対して自分の意見をはっきり言う」
そういうコミュニケーション能力が必要です。
さらに言えば、
日本語だけでなく、英語でのコミュニケーション能力が必要です。
ですから、勝川小学校は、1年生から「外国語活動」を行っています。

1つは、Sense(センス)です。
「あの人はユーモアのセンスがある」
「君には音楽のセンスがある」などと使われます。

「センス」は、生まれつき持っている人もいますが、
実は、自分の努力によって、磨くことができるのです。
例えば、サッカーのセンスは、
一生懸命に「基本の練習」をすることをずっと続けると、
あるとき、パッとセンスが「開花」すると言われています。

Sense(センス)を「感性」と訳す人もいます。

美しいものに気づく「感性」は、
「本物」の美しいもの(例えば大自然・花・音楽・絵画など)を
見たり聴いたりすることによって、磨くことができます。
「本物」が、大切なポイントです。
写真では、ダメです。

「人の心の痛みがわかる」というのも、「感性」の1つです。
これは、日常生活の人間関係の中で、
「常に相手の気持ちを考える」
「常に相手の身になって考える」
ということを繰り返せば、自然と磨かれます。

「ものごとの真理を追求できる」というのも、「感性」の1つです。
私は、読書・映画鑑賞・旅行などによって、
生まれ持った鈍感な感性を、少しずつ磨いています。

これからの時代は、本当に大変な時代ですが、
Challenge(チャレンジ精神)
Communication(コミュニケーション能力)
Sense(豊かな感性)

の3つで、力強く生きて行ってくださいね。
君たちなら大丈夫!応援しています!
                        校長 堤 泰喜