<校長室の窓> 心の物差しはみんな違う
- 公開日
- 2016/06/11
- 更新日
- 2016/06/11
勝川小学校
保護者の皆様へ
先日、ある生命保険会社の方からいただいた
「アナザーストーリー」という冊子に、
素敵な文章が、掲載されていましたので、ご紹介します。
岩手県の男性の投稿です。
(以下引用)
週末、朝の恒例となっている
息子とのキャッチボール。
受け止めるボールで成長を感じるとともに、
平日の出来事を聞く、数少ないチャンスになっている。
最近は運動会のリレーを、一番楽しみにしていた息子。
しかし、選手になれなかったという。
きっと、落ち込んでいるだろう、悔しいだろう、
かけるコトバが出ないまま、
ボールだけが息子との間を行ったり来たり。
「でも、まことくんはなれたんだ、
すごいよね。応援しないと!」
息子の言葉に思わず耳を疑った。
この状況で仲が良い友達の活躍を願うなんて。
しかし、その表情には、1点の曇りもない。
「心の物差しはみんな違う。」
小学校の頃、
担任の先生に言われたコトバが、ふと頭に浮かんだ。
我が子とはいえ、
自分と違うことを、実感した瞬間だった。
「応援、頑張れよ。」
息子が持つ優しい心の物差しの成長を、
見守っていこうと思った。
(引用終わり)
いかがですか。
皆様のお子様も、きっと、
独自の「心の物差し」を持ってみえると思います。
大切にしてあげてください。
さて、話は変わりますが、
下のイラストの言葉は、私自身の「自戒」にしているものです。
自分が常に正しいと思っていると、「独善的」になります。
校長として、子どもの声に耳を傾け、保護者の声に耳を傾け、
教職員の声に耳を傾ける。
今後、心がけてまいります。
校長 堤 泰喜