学校日記

<校長室の窓> 本当の優しさ

公開日
2016/05/11
更新日
2016/05/11

勝川小学校

勝川小のよい子の皆さんへ

中日新聞「ヤングアイズ」の文を紹介します。
岡崎市の高校生(16才)が書いた文です。

「優(やさ)しいね!」と、私は、よく友達に言われる。
そのたびになんだか胸が苦しく、
「罪悪感(ざいあくかん)」みたいなものを感じる。

本当の優しさというものは、
人に「悪いところは悪い!」と教えてあげることや、
人の見ていないところで「助けてあげる」ことだと、
私は思っている。

中学生のころ、言い方はとてもきついが、
とても友達思いで、悪いことは悪いと、
はっきり指摘(してき)してくれる友達がいた。

その子は決して人に好かれるタイプではなかった。
しかし、ただ人に甘いだけの「無責任な優しさ」なんかより、
ずっと優しい!と私は感じた。

その人にとって、
将来、「指摘してもらってよかった」と必ず思えることをする。
それが「本当の優しさ」であり、
無責任に甘い優しさは、本当の優しさとは言わない。

このことを頭に入れ、
これからは、「本当に優しい」と
後で思われるような強い人になりたいと思う。

(引用終わり)