校長講話
- 公開日
- 2016/04/18
- 更新日
- 2016/04/18
勝川小学校
皆さん、スクリーンを見てください。
校長先生のお話は、多くの場合、スクリーンを使います。
これからお話することは、
低学年の皆さんには、少し難しいかもしれませんが、
頑張って聞いてくださいね。
先生が尊敬している東井義雄先生の言葉に、
こんな言葉があります。
「責任の場」という言葉です。
言い換えれば、「責任のある立場」ということです。
簡単に言えば、担任の先生の中でも、
学年主任の先生は、学年全体の子どもたちを見るわけですから、
「責任のある立場」です。
さて、東井先生の詩を読みます。
責任の場に立ってみると
見えなかった世界が 見えてくる
聞こえなかった声が 聞こえてくる
責任の場に立つことはつらいことだけれど
これをさけてばかりいると
目も耳も頭も
本当の働きをせずに終わってしまう
今、学級委員・代表委員を任命しました。
任命された人たちは、責任のある立場に立ちました。
つらいこともあると思いますが、頑張れば、
きっと、いろいろな世界が見えてきて、いろいろなことが聞こえてきて、
やりとげた時、
ひと回りもふた回りも大きく成長していることと思います。
クラスや児童会の中心として、頑張ってくださいね!
そして、周りの人は、頑張っているリーダーに協力してあげてください。
みんなが、協力し合えば、素晴らしいクラスや児童会になると思います!
目指せ、日本一のクラス!日本一の児童会!
ここで、賢い6年生は、疑問に思ったかもしれません。
6年1組にも、2組にも、3組にも、4組にも、
同じように「日本一を目指せ!」というのは、
何か矛盾しているのではないですか、という疑問です。
矛盾はしていません。おかしくはないのです。
「自分たちが日本一のクラス」と思うことができたら、
それは、「日本一のクラス」なのです!
ですから、「日本一と思えるクラス」が、いくつあってもいいのです。
大切なのは、皆さんの心の持ち方です。
さて、今日は、もう一つ、大切なお話をします。
「当たり前のことを当たり前にできる人」に
なってほしい!ということです。
難しい言葉ですが、
「凡事徹底」という言葉を紹介します。
凡事徹底とは、
当たり前で平凡なことでも、
それをしっかりと続けることによって、
人としての底力がつくという意味です。
難しい言葉ですが、覚えましょう!
先生の後について、大きな声で言ってみましょう!
「凡事徹底!」
また、「ABCDの原則」という言葉もあります。
A=あたりまえのことを
B=ばかにしないで
C=ちゃんとやれるひとが
D=できるひと
という原則です。
凡事徹底と同じ意味です。
では、当たり前のこととは、どのようなことを言うのでしょうか。
例えば、
「ハイ!とはっきり返事をする」
「自らすすんで挨拶をする」
「人の話は、その人の目を見て、しっかり聞く。」
「時間を守る」
「掃除をしっかりする」
「身だしなみを整える」
「早寝・早起き・朝ご飯」
「約束を守る」
「いじめをしない」
などです。
こういう当たり前のことを、毎日続ければ、
人としての「底力」がつくと思います。
今日から、頑張って下さい。
さて、皆さんもテレビのニュースや新聞で知っていると思いますが、
熊本地震によって、
今、熊本県や大分県などは、大変なことになっています。
亡くなられた方は、今朝の新聞では、42名とありました。
そこで、亡くなられた方のご冥福を祈って、黙祷をしたいと思います。
姿勢を正してください。目をつむってください。
「亡くなられた方が、天国へいけますように…。」と祈って下さい。
黙祷始め!(15秒間)
黙祷やめ!
熊本地震で困っている人に対し、
この勝川小学校でやれることはないか、
一度、児童会でも話し合ってください。
何かあれば、校長先生も、全面的に応援します。
長くなりましたが、最後です。
校長先生は、皆さんが勉強を頑張っている姿に、
とても感心しています。
その頑張っている姿を、ホームページに載せて、
お家の人に知らせたいと思っています。
そこで、守ってほしいことがあります。
先生は、皆さんが担任の先生のお話をしっかり聞いている姿を、
カメラにおさめます。
ですから、校長先生の姿が目に入っても、絶対に気にせず、
担任の先生のお話をしっかり聞き、担任の先生に集中してください。
校長先生への挨拶は必要ありません。
ホームページは、ぜひ、毎日見てくださいね。
900人以上の児童を、毎日全員、
ホームページに載せることは、とても無理です。
仮に、自分の姿がうつっていなくても、
「○組さんの○○さんが、こんなに頑張っている…。」
よし!
「僕も、頑張ろう!」「私も、頑張ろう!」
という気持ちをもってくれれば、
校長先生は、とてもうれしく思います。
また、時々、皆さんへの「メッセージ」を、
ホームページに載せますので、
お家の人と一緒に、読んでくださいね。
以上で、お話を終わります。