学校日記

始業式 式辞

公開日
2016/04/07
更新日
2016/04/07

勝川小学校

いよいよ、平成28年度がスタートしました。
新しい学年、新しいクラスとなり、
「よし、がんばるぞ!」という気持ちでいることと思います。
今のその気持ちを、1年間、大切にしてほしいと思います。

始業式にあたり、2つのお話をします。

最初は、すべての学年の皆さんに、聞いてほしいことです。
それは、担任の先生と「よいクラス」をつくってほしいということです。
よいクラスの中にいれば、
自然と一人ひとりが「まっすぐに」「大きく」成長します。
そして、そういうクラスをつくるのは、“皆さん自身”です。

では、よいクラスとは、どんなクラスを言うのでしょう。
7つほど、例を挙げます。

1 いじめのないクラス
2 明るくて楽しくて笑顔があふれているクラス
3 悩んでいる友達がいたら、みんなで励まし合うクラス
4 勉強がわからない友達がいたら、みんなで教え合うクラス
5 悪いことをしそうな友達がいたら、
  「ダメだよ!」と注意し合うクラス
6 掃除をしっかりやり、整理整頓ができ、美しいクラス
7 どんなことも、みんなで協力できるクラス 
 
そんなクラスを、
新しい担任の先生と一緒に、つくっていって欲しいのです。

2つ目のお話は、6年生の皆さんにします。
いよいよ最高学年となりました。
皆さんは、この学校の「顔」ですし、この学校の「柱」です。
いろいろな行事や児童会活動などで、
ぜひ、リーダーシップを発揮してください。

そんな6年生の皆さんに、
宮澤章二という人の「行為の意味」という詩を紹介したいと思います。
短い詩ですから、よく聞いていてくださいね!

行為の意味   宮澤章二
    
あなたの「こころ」はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも「こころ」は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに「こころ」はだれにも見えない
けれど 「こころづかい」は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の「思い」は見えない
けれど 「思いやり」はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
「心」も「思い」も初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ

どうでしょうか。
ぜひ皆さんの「あたたかい心」「やさしい思い」を行為や行動に移して、
下級生をひっぱていってください。

さて、2つのお話をしましたが、先生たちも頑張ります!
一緒に頑張りましょう!
そして、伝統ある勝川小学校を、
みんなの力で、さらに素晴らしい学校にしていきましょう!