新1年生の保護者の皆様へ
- 公開日
- 2016/04/06
- 更新日
- 2016/04/06
勝川小学校
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
心よりお喜び申し上げます。
人生には、竹のように節目があると言われます。
本日は、義務教育の門をくぐる大切な節目の日であります。
保護者の皆様は、ついこの前生まれ、
よちよち歩きを始めたばかりだった我が子が、
今日こうして大きく成長した姿をご覧になり、
目頭が熱くなられた方もおみえのことと思います。
そんな大切なお子様を、おあずかりするわけですので、
勝川小学校の教職員一同、お子様の健やかな成長を目指して、
毎日の教育活動に、全力で取り組んでまいります。
私は、今年、この学校に赴任したばかりですが、
この学校を、さらに良い学校にするために、
次の「あいうえお」の学校経営を行います。
「あ」…安全で安心な楽しい学校
「い」…いじめや差別のない学校
「う」…美しくきれいに掃除をする学校
「え」…笑顔で学び合い教え合う学校
「お」…思いやりとやさしさにあふれる学校 です。
さて、お子様のご家庭での「子育て」のことで、お願いがあります。
1つ目は、お子様のお話を、
じっくり聞いてあげていただきたいということです。
時には、ストレスを抱え、
疲れて家に帰ってくることもあるかもしれません。
そんな時は、「そう、そんなことがあったの…」と、
じっくりと耳を傾けてあげてください。
そして、温かいお声かけをお願いします。
もちろん、
お子さんが、「こんないいことがあったよ!」と言った時は、
お父さん・お母さんが、からだ全体で喜びを表して、
お子様と一緒に喜んであげてください。
その時、お子様は、「愛されていること」を実感すると思います。
2つ目は、お子様を、色々な場面でほめていただきたいと思います。
植物は、太陽の光をあびて育ちます。
子どもは、何で育つのでしょうか。
子どもは、肯定的な言葉のシャワーで育つのです。
ほめられれば、子どもは、グングン成長します。
そして、「自己肯定感」が高まります。
3つ目ですが、「子育て四訓」を、ご紹介します。
乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ 手を離すな
少年は手を離せ 目を離すな
青年は目を離せ 心を離すな
お子様は、もう幼児ではありません。
「体の独り立ち」「頭の独り立ち」「心の独り立ち」を
していく時期です。
本日の入学式の式辞でも、お子様に、
「自分のことは自分でしなさい」と言いました。
子どもの自立心を育てる上で、過保護は弊害となります。
4つ目です。
子どもの成長に欠かせない「早寝・早起き・朝ご飯」の習慣づくりも、
家庭でしかできない大切な役割だと思います。
ご協力をよろしくお願いいたします。
これからの一つ一つの経験が、お子様の成長につながりますよう、
ご家庭と学校とが、手を携えて、
同じ方向のベクトルで、教育を進めなければならないと思います。
何か心配なことがございましたら、
遠慮なく担任や教頭までご相談ください。
また、何かお気づきの点がありましたら、
どうか、忌憚のないご意見をお寄せください。
よろしくお願いいたします。
本日は、誠におめでとうございました。 校長 堤 泰喜