5年生のみなさんへ
- 公開日
- 2020/05/18
- 更新日
- 2020/05/18
5年生
金曜日は久しぶりにみなさんの声が聞けて、先生はとても嬉しかったです!
友達と遊びたい人、弟や妹のお世話が大変な人、筋トレを頑張っている人、お母さんのお手伝いをしている人、いろんな人のお話しが聞けました。みなさんの声から表情を想像していました。今週、みなさんの顔が見られるのが今からとても楽しみです。
課題ももう一息です!今日からまた少しエンジンをかけて頑張っていきましょう!
【今日学習すること】
国語 P.46〜P.47 「見立てる」プリント1
今日から説明文の学習に入ります。
説明文の読み方のプリントをよく読み、はじめ・中・おわりの役割を考えましょう。
中の段落の小見出しは、自分なりに段落を短い言葉でまとめてみましょう。例は( )の中に何が例として示されているのか書きましょう。
漢字スキル「刊・暴」
算数 P.20「体積」プリント3
L字の体積の求め方です。
4年生の面積の時にも、分けて足したり、大きい物から引いたりして考えました。考え方を参考にして求めてみましょう。
計算スキル8
外国語 アルファベット練習ノートP.7
【よゆうがあれば取り組むこと】
総合 「情報の流れてくる場所を知ろう」プリント3
今日からは、自分の興味のあること・ものについての情報をつかんでみましょう。
テーマは好きに決めてもらって構いません。
毎日アンテナをはりながら書いていきましょう。
体育 ストレッチ体操・なわとび
さあ、今日は少し先の未来…2030年の話です。
今10歳の人は、ちょうど成人、20歳になっているでしょう。
どんな生活を送っているのでしょう?大学生になったり、働いている人もいたり、きっと充実した毎日をおくっていることでしょう。
きっと、世界は今までと同じように進んでいる…そう思っていませんか?でも、本当にそうでしょうか?
実は世界の中には、みなさんと同じように暮らしている人たちばかりではありません。
毎日生きていくことができない人も多いのです。
今日はどのくらいの人がどんな生活をしているのか、そしてみなさんは今後どう考えていかなければいけないのかのお話です。
世界の人口を25人のクラスに置きかえて考えてみてみましょう。
例えば、トイレを使えない人は25人中14人
安全な水が手に入らない人は25人中7人
栄養が足りない子どもは25人中5人
この数字をどう思いますか?少ないと感じる人もいるでしょうが、あくまで割合の話ですので、世界には何千・何億人の人がこのような生活を送っています。
これが自分の友達だとしたらどうでしょう。
また、もしもその中の一人が自分だったらどうですか?
水が飲めないと苦しいですよね…。
助けたいと思う人もいるでしょう。
実は、今から5年前に世界で「2030年にあるべき世界の姿」について発表されているのです。
それが「持続可能な開発目標(SDGs)」というのですが、最近はTVでもよくこのSDGs(エス・ディー・ジーズ)の言葉を耳にします。みなさんの中にも聞いたことがある人もいるでしょう。
このSDGsは17個の目標でできています。
目標1 貧困をなくそう
目標2 飢餓をゼロに
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標6 安全な水とトイレを世界中に
目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標8 働きがいも経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標16 平和と公正をすべての人に
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
このSDGsですが、実はみなさんは意識していないだけで普段の学習の中にも大切な視点として盛り込まれています。
例えば、4年生の社会科で学習した「くらしの中の水」では水を求めに歩くアイシャの一日について考えたことを覚えていませんか?理科の「気候」単元は「気候変動」について考える時間もあったのではないでしょうか。
また、4年生の総合的な学習の時間で環境問題モンスター(ちきゅモン)を倒すために行動しましたね。多くの人が「これからも続けていくことが必要」と実際に感じたことでしょう。
SDGsは目標の数が多く、「これで達成!」というゴールが実は分かりにくいです。「自分たちの努力だけでは世界問題を解決することはできない」という思いが生まれる人もいるでしょう。
ただ、「自分たちだけで完全な解決は難しい。だけど、自分たちが行動しなければ世界は変わらない」というのも事実ですよね。正解のない問題に立ち向かい、一人ひとりができることを探し続けなくてはいけないということを忘れないでほしいです。
10年後の世界中の人々が、そしてみなさんの大切な人達が幸せに暮らせるように、一緒に行動していきましょう。
次回は、それぞれの目標に対する具体的な行動方法を紹介したいと思います。
そして5年生の学習にもこの「SDGs」の視点を持って考えてほしいことがたくさん出てきます。ぜひこの機会に、少し自分でも調べてみるといいかもしれませんね。