学校日記

≪校長室の窓≫ 真の優しさは 甘さとは違う

公開日
2013/04/22
更新日
2013/04/22

学校の窓

石中生の皆さんへ

先日の中日新聞「ヤングアイズ」の文を紹介します。
岡崎市の高校生(16才)が書いた文です。

「優しいね」と、私はよく友達に言われる。
そのたびになんだか苦しく、罪悪感みたいなものを感じる。
本当の優しさというものは、人に悪いところは悪いと教えてあげることや、
人の見ていないところで助けてあげることだと私は思っている。

 中学生のころ、言い方はとてもきついが、とても友達思いで、
悪いことは悪いとはっきり指摘してくれる友達がいた。
その子は決して人に好かれるタイプではなかった。
しかし、ただ人に甘いだけの無責任な優しさなんかより、
ずっと優しいと私は感じた。

 その人にとって将来、指摘してもらってよかったと必ず思えることをする。
それが本当の優しさであり、無責任に甘い優しさは、
本当の優しさとは言わない。
このことを頭に入れ、
これからは本当に優しいと後で思われるような強い人になりたいと思う。