集会 校長講話
- 公開日
- 2013/04/15
- 更新日
- 2013/04/15
学校行事
今日は「時間」について考えたいと思います。
1つ目は、「自分の時間」についてです。
1日は24時間。すべての人に平等に与えられています。
問題はこの時間を“どう使うか”です。
時間の使い方が上手な人は、「やるときはやる!」という
「集中力」をもっている人だと思います。
例えば、毎日行っている「朝読書」。たった10分間程度ですが、
集中すれば結構読めますよね!
そして1週間で50分。2週間では実に100分。
1年間にすれば、なんと1750分です!3年間ではその3倍ですね。
たった10分間の積み重ねですが、
この時間を本当に集中して本を読む人と、ボーと無駄に過ごしている人では、
中学校の3年間でどれだけ大きな差が生まれるのでしょうか!
考えてみてください。
朝読書は一例に過ぎませんが、時間を有効に使っている人は、
人生がとても豊かになると思います。
先生が大好きな相田みつをさんの言葉にこんな言葉があります。
時
アノネ 時は金なり
なんて言うけれどね
時はいのちだよ
『いま』という この時は
自分の一生の 一しゅんだからね
時間にはもう一つ、「みんなの時間」というのがあります。
例えば毎日の授業、
クラスの全員が一緒に時間を共有し皆で高め合う時間です。
もし、チャイムが鳴っても席についていない人がいて、
授業の開始が遅れたとします。とすると、その人は、自分だけでなく、
「みんなの時間」を無駄にしてしまったことなりますよね!
3年生は、5月に修学旅行があります。
例えば、1人の人が集合時間に3分遅れたとしましょう。
とすると、その人は「みんなの時間」を3分ずつ奪ってしまうことになるのです。
3×136=408(分)です。
「チャイムと同時に授業を始める」
「集合時間を守る」
一人ひとりが、「みんなの時間を大切にしよう!」
という意識を持ってほしいと思います。
もう一つ、今の話に関連しますが、「時間を守る」ということは、
その人の信用につながります。
先生の友人が車を買いました。
その友人はAという会社の車とBという会社の車のどちらの車を買おうかと、
最後の最後まで迷ったそうです。
友人は、最終的にAという会社の車を選びました。
その理由は、Aという会社のセールスマンは「何時に会おう」という、
その約束の時間を必ず守ったからだそうです。
「この人なら信頼できる」
「この人なら車を買った後もアフターケアをしっかりやってくれる」
と思ったからだそうです。
先生の友人は、車で選んだのではなく、人で選んだのです。
もし、皆さんが高校の先生だとしましょう。
入試の時、遅刻が全く「ゼロ」の中学生と遅刻が多い中学生の
どちらを合格にするでしょうか。
もし、皆さんが会社の社長だったとします。
遅刻の多い社員に大きな仕事を任せられるでしょうか。
「時間を守る」これは、その人の生きる姿勢を表していると思います。
そして、その人の信頼につながります。
以上、時間についてお話をしました。
一度、自分の生活を振り返ってみてください。