学校日記

公開日
2013/04/02
更新日
2013/04/02

学校の窓

静かに小雨が降っています。
どうか、桜の花びらを散らさないでくださいね。

雨の詩を一つご紹介します。


透明なしずく

透明なしずくたちが
空から どんどん 落ちてくる
ぽつりぽつり しとしと ざあざあ
あなたは どんな雨が 好き?
わたしはね しとしと かな

雨の降る日は 外に出ないで
窓辺で 音だけを 聴いていたい
それは 優しいしらべとなって
わたしの心に 降り続く

そしていっぱい雨が降ったら
そのあとには いつも さわやかな時が待っている

だから人生にも きっと
そういう日が 必要なんだ
透明なしずくが こころに 落ちるときが
やがて すべてが
すっきり 晴れ渡る日を 迎えるために

山本純子『エーデルワイスからあなたへ』より