『プチ紳士からの手紙』より
- 公開日
- 2013/03/29
- 更新日
- 2013/03/29
学校の窓
勝つことばかり知りて
負くる事を知らざれば
害其の身に至る
徳川家康
小・中学校で講演させていただくことがあります。
そんな時、「負け方」や「転び方」を学ぼうという話をします。
学校では、「どうしたら上手くゆくか」を教えられます。
でも、人生において、成功なんてほとんどないのです。
99%が失敗の連続。
問題は、失敗した時、どうやって起き上がるか。
転んだ時、大けがをしないで済むかということです。
そんなことは、誰も教えてくれませんでした。
だから、社会に出て、ちょっと壁にぶち当たると、
「困った」「困った」と悩むことになるのです。
わたしも例外ではありませんでした。
そして、たくさん負けたり転んだりすると、いい事があります。
それは、弱者の気持ちが理解できるようになることです。
志賀内 泰弘