二学期終業式 校長式辞
- 公開日
- 2012/12/21
- 更新日
- 2012/12/21
学校行事
今日で2学期が終わります。
振り返ってみますと,
2学期は,「体育大会」「文化祭」など大きな行事がありましたが,
皆さんの努力によって,全てが“大成功”だったと思います。
皆さん,本当によく頑張りました。
明日からいよいよ「冬休み」が始まります。
年末年始を挟むということで,生活リズムが乱れがちですが,
起床時間・就寝時間など,ぜひ“規則正しい生活”を心がけて下さい。
また,新年を迎えるに当たって,
それぞれの家庭で,大掃除など色々な仕事があると思います。
家族の一員として,しっかりと自分の役割を果たしてほしいと思います。
石中生一人ひとりが充実した冬休みを過ごしてくれることを期待します。
さて,3年生の皆さん,この冬休みは,進路に向けていよいよ正念場ですね!
先生も今から37年前の中学3年生の時の冬休みを,
今でも忘れることはできません。
本当に辛く苦しい冬休みだったことを鮮明に覚えています。
「誰も助けてくれない孤独感」「漠然とした不安感」「自分との闘い」…
本当に辛かった。
まさに今,3年生諸君が感じている気持ちではないかなと思います。
先生は,数学が大の苦手でした。
先生が中3の時の入試は,国語・数学・英語の3教科でした。
先生が得意な社会は入試科目ではありませんでした。
数学の占めるウェートは3分の1。
ですから,数学で失敗したら大きなダメージになります。
先生は,苦手意識を克服するために,中3の冬休みに,
これまで使っていた数学の問題集を,もう一度最初の頁からやり直しました。
その苦しい時に,自分の「机の上」に貼って,
いつも自分に言い聞かせていた言葉がこの言葉です。(スクリーンに投影)
「為せば成る!」
「やればできる!」という意味です。
「為せば成る!」「為せば成る!」「きっと自分も数学ができるようになる!」
そう信じて頑張っていたことが昨日のことのように思い出されます。
「為せば成る!」
この言葉は,先生が尊敬する上杉鷹山という人の言葉です。
鷹山は江戸時代の米沢藩の藩主で,
財政難に陥っていた米沢藩を見事に立ち直らせた人物です。
実は,この言葉には続きがあります。
為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の
為さぬなりけり
やればできる!
行動しなければ何も始まらないし,前に進まない!
「できなかった」のは,その人が
「やれなかった」のではなく「やらなかった」からだ!
先生は,この言葉をそう解釈しています。
もし,皆さんの中で,この言葉を気に入ってくれた人がいたら,
担任の先生に印刷したものを渡してありますので,
家の部屋や机に貼ってくれたらうれしいなと思います。
3年生の進路説明会の時にもお話しましたが,
桜の花というのは,冬の寒さが厳ければ厳しいほど,
その春には,本当に色鮮やかな花を咲かせるそうです。
今の苦しみが大きければ大きいほど,
合格を勝ち取ったときの喜びはひとしおだと思います。
ぜひ満開の花を咲かせて下さいね!
そして今日は「冬至」。
1年で昼の長さが一番短い日です。
明日からだんだんと太陽が輝く時間が長くなっていきます。
間違いなく「春」に向かっていくのです!
3年生のみなさん,ぜひ頑張ってください!心から応援しています。
1・2年生のみなさんも,勉強・部活,全力で頑張ってくださいね!
3学期の始業式で,
また元気な皆さんとお会いできることを楽しみにしています。