学校の窓 『 ツバメの巣 』
- 公開日
- 2011/06/22
- 更新日
- 2011/06/22
学校の窓
今年も、石尾台中学校の校舎にツバメが巣作りをしていました。校内にツバメの巣は複数ありますが、その一つから今日は4匹のヒナが顔をのぞかせていました。近くには、人の様子をうかがうように、2匹の親ツバメ (つがい?) がいました。ヒナはかなり大きくなっていたので、巣立ちも近いようです。
ツバメのヒナは、孵化後20日前後で巣立ちをするそうです。巣立った後、数日間はヒナ同士でいっしょに行動し、電線などに止まって親から餌をもらいます。1〜2週間して、自分で餌を採れるようになると集団でねぐらを見つけて生活するようになり、10月中旬頃から南へ渡って行きます。ツバメの寿命が1年半から2年だそうなので、人間にたとえると、2才で巣立ちをして4才までには一人前の大人になることになります。
また、ツバメは、人目につきやすい所で巣をつくることが多いようです。これは、人の出入りが多いところでは、巣を奪うスズメや卵やヒナを狙うカラスなどが近づかないことから、力の弱いツバメは人間の近くで巣をつくることで、その非力をカバーしていると考えらています。