22年度修了式
- 公開日
- 2011/03/24
- 更新日
- 2011/03/24
学校行事
3月24日(木)、今年度の修了式を行いました。式を始める前に、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で犠牲となられた多くの被害者の方を悼み、生徒と教職員で黙祷を捧げました。
修了式では、修了証を代表生徒に渡した後、校長先生から次のような話がありました。
今回の東日本での大震災では、大変多くの方が被災されて不自由な生活を送ってみえます。昨日のニュースでは、いくつもの避難所を校長先生が回りながら、小学校の卒業証書を渡している様子が伝えられていました。あらためて、いつも通りの修了式が行えるわたしたちの幸せを感じなくてはいけないと思いました。この大震災を乗り越えるには、日本人全てが手を携えていくことが大切です。世界中の国々が、冷静に対応している被災地の人々や混乱しない日本社会を大きく評価しています。どんな困難にも落ち着いて対応できる国民性と技術力で、必ずや元気な日本になることを信じて復興に取り組んでいきたいものです。
1学期の始業式で、「努力すること・続けること」の大切さを話しましたが、この1年を振り返り、努力できたこと、続けることができたことは何でしたか。式のあと、担任の先生から、通知表を一人一人、渡してもらいます。この通知表は、この1年間のみなさんの学校での取り組みの様子が示されたものであり、これを見て、「ここは、頑張ることができた」「この部分は、少し努力が足りなかった」と1年を振り返り、反省する材料としてください。その上で、「来年度こそ、この部分を頑張ろう」、「ここのところは、この調子でいこう」と、次のステップへの足がかりとしてほしいと思います。
もうすぐ4月、桜の花が咲く季節になりました。ところで、桜の木には、いつ頃花のつぼみができているか知っていますか。実は、葉が生い茂る夏には、すでに花のつぼみができています。しかし、『アブシシン酸』という成分によって、花が咲くのを抑えられているのです。そのアブシシン酸は、寒い時期を迎えると少しずつ減っていきます。つまり、寒い時期を経験しないと、桜の花は咲かないのです。寒い冬がなかった地域では、花が咲かないところもあるようです。寒くつらい冬があることで、美しい花を咲かすのです。みなさんは、勉強や部活動・友人関係などで歯を食いしばって耐えなくてはいけない時があったでしょうか。努力してもなかなか結果を出せないと感じて、途中で手を抜いたことはなかったでしょうか。自分の行いに対する注意を、いい加減に聞いて、適当に済ませたことはなかったでしょうか。来年度も美しい花が咲かせられるように、つらく厳しい時も耐えてください。
明日から始まる「春休み」は、大切な充電期間です。夏休み・冬休みのような多くの課題も特にはありません。新年度は、4月7日の始業式がスタートです。この日は、136名の新1年生も入学してきます。新しい、後輩ができるわけです。もう一回り大きく成長したみなさんと、また、元気よく挨拶を交わしたいと思います。そのためにも、充実した、春休みを過ごしてください。
校長先生の話の後、1年生の長澤さんが意見発表をしました。1年間の中学校生活での成長について、立派に発表しました。
式が終わり、生活指導の先生からは、1年間を振り返って、これから心がけることについて話がありました。その後、表彰を行いました。おめでとうございます。
○春日井市サボテンカップテニス大会
2年生男子 準優勝
1年生男子 3位
1年生女子 3位