22年度入学式学校長式辞
- 公開日
- 2010/04/07
- 更新日
- 2010/04/07
今日の石尾台中
おはようございます。私は、この4月1日から、本校に赴任しました、校長の渡辺と申します。よろしくお願いいたします。さて、113名の新1年生の皆さん、 石尾台中学校への入学、本当におめでとうございます。昨日までの天候と違い、肌寒い日となりましたが、校庭の桜も満開に咲き誇り、皆さんの入学を祝福するかのようです。また、この体育館も、初々しい顔が満ち溢れているように思います。
皆さんにとって、今日が中学校生活のスタートとなりますが、今の皆さんの気持ちは、どんな感じでしょうか?この中学校で、どんな勉強をするのだろうか?部活とはどんなものだろうか?担任の先生は?友達は?・・・ きっと、今の皆さんは、少しばかりの緊張感の中に期待と不安が入り混じった何とも言えない気持ちではないでしょうか。どうか、この気持ちを忘れずに、力いっぱい勉強に運動に励んでください。
さて、ここで皆さんに聞きたいことがあります。皆さんにとって、最近のビッグニュースは、何でしたか。わたしにとっての大きな出来事は、山崎直子さんが搭乗したスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げ成功です。皆さんも知っているように、山崎さんは、7歳の娘を持つお母さん宇宙飛行士です。山崎さんは、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」や、「宇宙は人間と同じ成分でできている」という理科の先生の話から、宇宙を身近に感じ始めたそうです。いつか宇宙に飛び立ちたいという思いは、大学で宇宙工学を学ぶうちに、強い意志へと変わっていきました。そして、1999年に宇宙飛行士候補試験に合格し、11年間の訓練を続けて、ようやく宇宙へ飛び立つという夢を実現しました。夢を持ち続けることが、偉大な業績や結果を残す大きな原動力になります。また、山崎さんの同級生は、「彼女が一番すごいのは、平凡な努力を積み重ねていけること」だと話しています。大きな夢や目標に向かうためには、当たり前のようでなかなか続けられない、一日一日の少しずつの努力が大切です。皆さんも、小学校で抱いた夢を力にして、毎日の地道な努力を積み重ねていってください。
今年の1年生も、少人数学級(35人学級)が実現し、4学級で、1クラスあたり28・29名という学級編成となりました。2・3年生に比べて少し寂しい感じもしますが、その分、よりきめ細かな指導が受けられると思います。この石尾台中学校の先生方は、どの先生も素晴らしい先生ばかりです。優しく、親切に、そして時には厳しく、そんな皆さんを全力で応援してくださるはずです。困ったり、悩んだりしたら、どんな小さなことでも、何でも相談をしてください。
さて、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。我々、教職員一同、心よりお祝い申し上げます。今、生徒たちは、中学校生活への確かな一歩を踏み出しました。中学校は、子供から大人へと成長していく過程であり、もっとも多感で重要な時期です。時には悩み、時にはつまずき、立ち止まってしまうこともあるかもしれません。しかし、そんな時こそ、我々、大人が子供をしっかりと支え、支援していかねばなりません。生徒の健やかな成長には、学校と家庭、さらには、地域社会との連携・協力が、不可欠です。我々、教職員は、全力をあげて、生徒への指導に臨んでいく決意です。保護者の皆様方には、本校の教育活動への更なるご理解とご協力をぜひともお願いします。
最後になりますが、新1年生の皆さん、今日から、この石尾台中学校の生徒であるという自覚と責任感を持ち、思う存分、勉強に運動にがんばってください。わたしも、石尾台中学校1年生です。いっしょに、石尾台中学校の新しい歴史を作っていきましょう。
以上を持ちまして、式辞といたします。
平成22年4月7日(水)
春日井市立石尾台中学校長 渡辺 徹