≪校長室の窓≫ 徳川家康から学ぶ
- 公開日
- 2014/02/06
- 更新日
- 2014/02/06
学校の窓
徳川家康の遺訓(いくん)に、次のような言葉があります。
「勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害其(そ)の身に至る」
以前、教育に関する講演会で、
子どもに「負け方」「転び方」を教えるべきだ!
というお話を聴いたことがあります。
確かに、学校では、「どうしたら上手(うま)くゆくか」を教えます。
でも、人生において、成功より失敗の方が多いのです。
「99%が失敗の連続」と言う人もいます。
問題は、失敗した時、どうやって起き上がるか。
転んだ時、大けがをしないで済むかということです。
こういうことは、誰も教えてくれません。
ですので、社会に出て、ちょっと壁にぶち当たると、
「困った困った」と悩むことになるのです。
私も例外ではありませんでした。
でも、たくさん負けたり転んだりすると、
いい事もあります。
それは、弱者の気持ちが理解できるようになることです。
(写真出典 ウィキペディア)