≪校長室の窓≫ 遠ざかって分かる幸せ
- 公開日
- 2014/01/28
- 更新日
- 2014/01/28
学校の窓
石中生の皆さんへ
今日の中日新聞「ヤングアイズ」に、
高校生(18歳)の文章が載っていましたので、紹介します。
<以下引用>
遠くに見える虹はきれいです。
しかし、虹の中に立っていたら見えません。
私は虹を見るたびに、
虹と幸せは同じようなものだと感じています。
小さいころ、私の家族は、
よく旅行したり外食したりしました。
当時は当たり前のようにあった「楽しいこと」が、
成長するにつれ、なくなっていきました。
今では、家族そろって夕飯を食べることすら
少なくなっています。
私は今、飲食店でアルバイトをしています。
家族連れのお客様が多く、
楽しそうに食事をしておられます。
その様子を見ると、時々うらやましくなります。
子どものころは、何とも思いませんでしたが、
本当は幸せなことだったのだと気付きました。
当たり前でなくなって、
初めて幸せと分かるのは切ないです。
これからは、日々の生活の中にある幸せを、
かみしめて暮らしていきます。