今日は、フランスの思想家フランソワ・ド・ラ・ロフシュコーの
言葉をご紹介します。

人間には、
裏切ってやろうとたくらんだ裏切りより、
心の弱さゆえの裏切りのほうが多いようだ。

＜解説＞
人を裏切るようなことはしたくないと、
ほとんどの人が思っていると思います。
でも、心の弱さというものは、
ふだん思ってもみない自分をあらわしてしまうこともあります。
裏切った罪悪感は、自分の魂を傷つけます。
でも、裏切られた側に回ったら、
人間の弱さを考え、相手を許す機会を経験できます。
私たちは、いつも、そのいずれにもなり得ることを、
忘れてはいけません。

（写真出典　ウィキペディア）