≪校長室の窓≫ 旧約聖書から学ぶ
- 公開日
- 2014/01/16
- 更新日
- 2014/01/16
学校の窓
旧約聖書「出エジプト記」二十三に、こんな言葉があります。
「あなたは多数者に追随(ついずい)して、
悪を行ってはならない」
その昔、「みんなで渡れば恐くない」というギャグがありました。
赤信号のことです。
ごみの回収場所でもない河川敷に「みんなが捨てているから」と言って、
壊れた冷蔵庫や自転車、古いタイヤなどを捨てる人がいます。
地下鉄のエスカレーターに張り紙がありました。
「危険なので、歩かないように」。
それでも歩いたり、走ったりする人が後をたちません。
「悪」とは言わないまでも、
身近なところに追随してしまうことは、たくさんあります。
朝読書の時間に、
「あの子が宿題をやっているから、僕もやろう…」
テスト前だけれど、
「みんなにゲームに誘われたから…」とか。
それは、結局すべて、
何倍ものマイナスになって、
いつか自分に還(かえ)ってくるのです。