≪校長室の窓≫ 自分を認めるということ
- 公開日
- 2013/12/29
- 更新日
- 2013/12/29
学校の窓
先日、レストラン経営のご経験を持つ、木村まさ子さんの講演記録を、
読む機会がありました。特に印象に残ったところを、ご紹介します。
<以下引用>
私はかつて、自分のことが好きになれず、
自分を否定してばかりいました。
そして、自律神経失調症などの病気になってしまい、
眠れない日々が続きました。
そんなある日、
お店で料理を運んでいると、
「あなたのその手、よく働いた手だね。
その手を見ると、あんたがどんな仕事をしてきたかわかるよ。」
と言って下さったお客さんがみえました。
手は私のコンプレックスで、人前に出すのは嫌いでした。
しかし、そのお客様の言葉で、
「この手がなかったら物を持つことも、つかむこともできない」
ということに気付き、涙がこぼれてきました。
自分で自分を大切にしなければいけないと思い直し、
その日から、手、足、そして目や鼻など体のいろいろなところに、
「ありがとう」と声をかけて、眠りにつくようになりました。
よく眠れるようになり、
病気のことも、いつのまにか気にならなくなりました。
心の持ち様一つで、
心と体が元気になっていくのを実感したできごとでした。
(中略)
「大好き」という言葉を口にしていますか。
「大好き」とは、「あるがままのあなたを受け入れて守ります」
という思いが込められた言葉です。
周りの人に、名前を読んで「大好き」と声をかけてみてください。
その人の心は、穏やかな温かさでいっぱいになるはずです。
自分自身に対しても「大好き」と、
声に出して言葉をかけてみてください。
<引用終わり>
いかがでしょうか。
自分自身に対して、ほめる言葉をたくさんかけましょう!
日々の生活の中に埋もれている「当たり前」のことを、
一つ一つ言葉にして、自分にプレゼントするのです。
自分の声と言葉によって、自分を認め、信頼することができるようになり、
何かに挑戦する時には、自信になります。
また、自分の心の中が、ほめる言葉でいっぱいになっていると、
相手をほめる言葉が、自然と出てきます。
(写真は木村まさ子さん Yahoo!画像より)