≪校長室の窓≫ 佐渡裕氏から学ぶ
- 公開日
- 2013/12/28
- 更新日
- 2013/12/28
学校の窓
日本の名指揮者である佐渡 裕(さど ゆたか)氏の言葉をご紹介します。
ドアの向こうに何か面白い世界があるという想像力が大事だ。
ドアを開けてみようという勇気を持たないといけない。
人生に「自動ドア」なんてないから。
人生という道は、数限りなくあります。
そのどの道を歩めばいいのか、誰も決めてくれません。
「どの道を行くかは、あなたがどこに行きたいかによります」
ルイス・キャロルの言葉です。
それぞれが、自分の道を定め、そのドアを開けるしかありません。
では、何を羅針盤にして、道の方向を、かぎ分けたらよいのでしょう。
それは、ドアの向こうに対する「想像力」と「勇気」です。
佐渡氏は、ピアノの先生であった母親の導きで、
3歳の時からピアノのレッスンを始めました。
そして、小学校の卒業文集に、
「大人になったらベルリン・フィルで指揮者になる」と書き、
高校・大学とも、音楽の道をひた走りました。
しかし、卒業後は、指揮者として、
長い長い「下積み生活」が続きました。
それでも彼は、ドアの向こうに面白い世界を想像し、
ドアを何度も押したのです。
そして、ついにL.バーンスタインの「最後の弟子」にまでたどりつき、
今日の活躍の場を、自分の努力によって作りだしたのです。
まさに「人生に自動ドアなんてない」のです。
そして、2011年、念願のベルリン・フィルの指揮者を務めました。
ドアは、すべて「手動」なのです。
(写真は佐渡裕氏 Yahoo!画像より)