学校日記

≪校長室の窓≫  徳冨蘆花から学ぶ

公開日
2013/12/24
更新日
2013/12/24

学校の窓


小説家の徳冨蘆花(とくとみ ろか)の言葉に、こんな言葉があります。

ぜひと思ったときには成らず、
忘れた頃に自ずから成る。
時はのんきな、しかし記憶のよい仕事師だ。


人生において、3億円の宝くじが大当たりすることは、まずありません。
本当の宝くじはともかく、買うだけで幸せになれる魔法の杖はないのです。
では、どうしたらよいのでしょう。

コツコツしかありません。
コツコツの積み重ねが、やがて大きな成果になります。
でも、コツコツやっていて、本当に幸せになれるのかなぁ、
ふと、不安になることがあります。

そんな時に、徳冨蘆花のこの言葉に元気づけられます。
「成果は忘れた頃にやってくる。
 時というものは、ゆっくりにしか進まないからわからないけれど、
 必ずご褒美を与えて下さるから、
 安心してコツコツ歩みなさい。」

ちょっと立ち止まって、気持ちが揺らぐこともあるでしょう。
でも、勇気をもって、再び歩き出しましょう。
今日もコツコツ、明日もコツコツ。

(写真は徳冨蘆花 ウィキペディアより)