<校長室の窓> LINE(ライン)は いじめの巣
- 公開日
- 2013/12/11
- 更新日
- 2013/12/11
学校の窓
保護者の皆様へ
今日の中日新聞に、インターネットと子どもの問題に詳しい
岐阜聖徳大学の石原一彦教授の言葉が載っていましたので、
ご紹介します。
<以下引用>
ラインは、数人単位でグループをつくり、
チャットを楽しむ内向きのメディア。
一つの学校の生徒間で、何百種類ものグループが乱立することもある。
あるグループで「一生友だちだよ」と書き込み、優しかった生徒が、
別のグループでは「うぜえ」などと自分を攻撃していることを知り、
衝撃を受けたケースもあった。
生徒の家庭のプライバシーの暴露、
外国籍の子への差別などがエスカレートし、
現実世界で犯罪に発展することもある。
今回の調査で明らかになったネットいじめの件数は、
実際はもっと多いのでは。
当事者の子ども以外の閲覧は難しく、
大人が把握できるのは氷山の一角。
親がスマートフォンを買い与えることが原因ととらえる教師もいるが、
目を背けてはいけない。
現代の子どもは大量の情報、バーチャルなつながりの中に生きている。
「スマホ」を持つな」という議論は、もはや通用しない。
使い方次第では、便利な面もある。
いかに安全に使わせるか。
子どもにデジタル情報の恐ろしさなどを地道に教えることを、
真剣に考えるべきだ。
<引用終わり>
いかがでしょうか。
ある保護者の方とお話をした時、
「私の家では、午後9時以降はメールのやりとりをしない!という約束をして、
絶対に守らせています。」
と、力強く言ってみえたことに、とても共感をしました。
それぞれの家庭には、それぞれの事情があると思いますが、
やはり、子どもをネット社会から守るために、
各家庭で、一定のルールをつくり、親が毅然とした態度で、それを守らせる。
そのことが、今、本当に必要になっていると感じています。
校長 堤 泰喜