≪校長室の窓≫ 長所と短所はいつも紙一重
- 公開日
- 2013/10/20
- 更新日
- 2013/10/20
学校の窓
石中生の皆さんへ
昨日の中日新聞朝刊のコラム『ヤングアイズ』に、
とても良い文章が載っていましたので、紹介します。
文章は、名古屋市守山区の中学3年生が書いたものです。
「人がくずれるのは長所から」。
私はこの言葉を目にしたとき、ドキリとした。
何か大きな失敗をしたとき、それは、大抵、
自分が得意としていることが裏目に出てしまったことが原因だ、
という意味だからだ。
なぜ長所からくずれるのか。
私は、得意なことは大丈夫だと思い込んで、
そこにたよりすぎてしまうからではないか、と思う。
自分の短所を人に指摘されると、それを直すために努力し、
より注意して取り組むようになる。
その結果、短所は長所へと変化していく。
しかし長所は楽しく過ごすだけで終わってしまう。
私は長所と短所は常に隣り合わせになっていると思う。
見方を変えれば、長所は短所に、短所は長所になる。
あたりまえのことだけれど、よく考えるとおもしろい。
自分の長所と短所をよく考え、
短所は補い長所へ、
長所は慎重に良い方向へと伸ばしていき、
よい結果を出したいと思う。