≪校長室の窓≫ 不器用な人
- 公開日
- 2013/09/27
- 更新日
- 2013/09/27
学校の窓
石中生の皆さんへ
家具職人である秋山利輝さんの著書『丁稚(でっち)のすすめ』(幻冬舎)
の中に、こんな言葉があるので、紹介します。
「不器用な人間ほど、一生懸命働く」
手先が不器用で、釘(くぎ)を真っ直ぐに打てない人がいる。
でも練習すれば必ず打てるようになる。
不器用な人というのは、
自分ができないことを知っているので、何度も練習する。
そして、できるようになると感動して、自信をつけるのだといいます。
恐いのは、反対に「器用な人間」だそうです。
器用な人間は、仕事が早い。
「できる」ことが当たり前なので感動も少ない。
すると、威張ったり、傲慢(ごうまん)になってしまう。
そういう人は、長い目で見ると、
結局、仕事が続かなくて辞(や)めてしまうそうです。
多くの「不器用な人」に勇気を与えるとともに、
身の引き締まる思いのする言葉です。