学校日記

≪校長室の窓≫  戦争と平和を考える

公開日
2013/08/10
更新日
2013/08/10

学校の窓

石中生の皆さんへ

夏休みも半分が過ぎました。
でも、まだ半分あるのです。「プラス思考」でとらえましょう。

夏休みは、普段なかなかできない色々な体験をするチャンスです。
具体的な目標を持って、有意義に過ごしてください。
どんなことでも、「継続」すれば、必ず成果が出ます。
得意なことを伸ばす。苦手なことを克服する。新しいことに挑戦する。
何でも構いません。
「夏休みの間にこれをやった!」「これができるようになった!」
というものを残せるような夏休みにしましょう。
キーワードは「自主性」「果敢にチェレンジ!」です。
ぜひ、「悔いの残らぬ」夏休みにしてくださいね。

さて、この夏休みに石中生の皆さんに考えてほしいことがあります。
それは、戦争と平和についてです。
皆さんは戦争など縁がないものと感じるかもしれません。
しかし、世界の歴史を見れば、国家間の紛争解決の手段、
あるいは国家の政策の手段として、数えきれないほど、
多くの戦争が繰り返されてきました。

1945年(昭和20年)の8月6日には広島に、8月9日には長崎に、
人類史上初めて原子爆弾が投下され、甚大な被害が出たことは、
既に学んだはずです。
そして、8月15日は「終戦記念日」です。
テレビや新聞、イベントなど、戦争の歴史を振り返り、
平和を考える機会が多くあることでしょう。

ビスマルクの言葉に、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。
戦争について学ぶのは、戦争を繰り返さないためです。

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子著 朝日出版社)などの
本を読むのもいいでしょう。これは、高校生向けですが、少し背伸びして、
こういった本に挑戦するのもいいでしょう。

平和な時代を享受している皆さんだからこそ、
将来の「主権者」として、
平和の貴さと平和を保つことの難しさも常に意識してもらいたい。
そう願っています。


3年生の皆さんへ

受験勉強、日々大変だと思います。
本当にご苦労様です。
涙が出るくらいつらい時もあるでしょう。
でも、「今の苦労が報われる時」は必ず来ます。
そう信じて、頑張ってくださいね!
応援しています。

「敵は己の心の中にあり」(すべては自分との闘いです)

皆さんの「学力向上」「飛躍」「健康」を、心から祈っています。

                       校長  堤 泰喜