一日一言
- 公開日
- 2013/07/06
- 更新日
- 2013/07/06
学校の窓
今日は、石川啄木の歌をご紹介します。
ふるさとの 山に向かいて いふことなし
ふるさとの山は ありがたきかな
岩手県で生まれた啄木は、少年時代、
毎日岩手山や姫神山を仰いで育ちました。
後年、流離の生活を強いられた彼の心には、やはり故郷がありました。
「汽車の窓 はるかに北に ふるさとの 山見え来れば 襟を正すも」
帰郷の度に傷心を抱く彼に、山は優しかったのです。
啄木は、そうして迎えてくれる山々に、
厳粛で敬虔な思いを向けたのでしょう。
石中生の皆さんにとっては、ふるさとの山は、さしずめ、
道樹山・隠山・才蔵山などですね。
(啄木の写真はウィキペディアより引用)