学校日記

≪校長室の窓≫ 評価

公開日
2013/06/12
更新日
2013/06/12

学校の窓

『PHP』7月号に、いいコラムがあったので、ご紹介します。

評価

他人から評価されたり認められたりすると、それが励みとなり、
期待に応えようと、よりいっそう懸命に取り組むようになる。
人間とはそのようなものであろう。
だが、時にその評価や期待が大きすぎて、“自分にそんな力はないのに”
“買いかぶられても困る”と、負担になることもあるし、
自分の思っている以上に低く見られて、
不満を感じ、やる気がそがれてしまうこともある。
このようにとかく他人の評価に左右されるのも、
お互い人間の一面といえよう。
しかし、常に正当な評価が得られるとは限らない。
それによって自身の取り組みに躊躇が生じたり、
努力をやめてしまっては、結局、自分の損である。
だから、過分な期待を受けても重圧に押しつぶされず、
それに沿うべく全身全霊(ぜんしんぜんれい)を傾ける。
また、低い評価を受けても投げやりになるのではなく、
やるべきことに真摯(しんし)に取り組み続ける。
そうしてこそ、真の実力がつき、周囲の目も変わってくるのである。
過大評価も過小評価も前向きに受け止め、自らの成長の資としたい。