一日一言
- 公開日
- 2013/06/03
- 更新日
- 2013/06/03
学校の窓
今日は、シナリオ作家・映画監督の倉本 聰くらもと そう)さん
の『失われた森巌』より、この言葉をご紹介します。
叱られる人を常に三人持て。
叱られたことのない中・高校生が増えています。
叱られると、パニックに陥り、突然キレて暴れたりします。
それが怖くて大人は叱れない。
子どもは大人の顔色を見ていて、
「叱られないのだからやってもいいんだ」と判断して、
さらにエスカレートしていく。
この悪循環がますます叱られた経験のない子どもを増やしていきます。
十褒めて一叱る。
その一叱るときは、真の「愛語」でなければなりません。
全身全霊をこめた言葉でなければ、子どもには響きません。
倉本さんは先輩に、
「お前は天狗になりやすい。叱られる人を常に三人持て。」と
アドバイスされました。
ですから、常に三人の枠を堅持していると言います。
「叱るのは嫌なことではあるが、それでも叱るのは、いわば無償の愛情である」
「叱る人間の少なくなった世の中は不幸な世の中だ」
と言う倉本さんに異論を唱える人はいるでしょか。