学校日記

初荷

公開日
2021/01/02
更新日
2021/01/02

南城中学校

  
初荷(はつに)とは、商家(しょうか)の「仕事始め」のことです。

毎年、正月2日に行われる儀礼的な初商いで、
江戸時代から始まりました。

新調した「はっぴ」や「手拭い(てぬぐい)」を着用し、
卸商人は小売店へ、小売商人は有力なお得意先へ、
それぞれ商品を送り込むのです。
祝歌を歌ったりしてにぎやかに行われ、祝酒なども用意されました。
この日、野菜の初出荷をする農家もありました。

車には初荷の幟(のぼり)旗が立てられますが、
かつて馬を用いていたころには、
馬を美しい鞍や綱で飾りたて、華やかな気分を盛りあげたそうです。

現在は、「官庁仕事始め」の日を「初荷」にする場合が多いようですが、
企業(会社)によって、全く「まちまち」となりました。
特に、今年はコロナの影響で、
「初荷」を遅らせる企業(会社)も多いと聞きます。


(写真出典 Yahoo!画像)