子どもたちの「主体性」「自主性」を伸ばしたい!
- 公開日
- 2020/06/28
- 更新日
- 2020/06/28
南城中学校
保護者の皆様へ
本校では、令和2年6月9日付の保護者向文書
「学校行事の変更等について(お知らせ)」におきまして、
●文化祭は、合唱コンクールを行わずに「1日日程」にすること
●体育大会は、「中止」とすること
をすでにお知らせ致しました。
その後、6月12日付で春日井市教育委員会から通知があり、
「体育大会」(小学校は運動会)については、
・従来の形式は中止とする。
・行事の意義や必要性を考え代替的な取組を検討する。
・来賓・地域の方々はお招きしない。
「文化祭」(小学校は学習発表会等)については、
・従来の形式は中止とする。
・行事の意義や必要性を考え代替的な取組を検討する。
・来賓・地域の方々はお招きしない。
・合唱コンクールは行わない。
という指導がありました。
これは、春日井市内のすべての小中学校が「遵守」します。
市教委の指導内容と本校の方針(措置)は「合致」しております。
文化祭につきましては、イリュージョニストで広報大使の
田中大貴氏の公演「イリュージョン・マジックショー」を、
「学年ごと」で、3回行っていただく予定です。
また、1日を3つの「ブロック(時間帯)」に分け、
1年生から3年生までの“ローテーション”で、
「芸術鑑賞」「作品鑑賞」「作品制作」を行います。
したがいまして、市教委のいうところの「代替的な取組」の計画は、
「すでにできている」と認識しています。
ただ、体育大会の「代替的な取組」については、
これまで何も言及してきませんでした。
誠に申し訳ありません。
「野外学習」が中止になったり、「修学旅行」が縮小された中、
「クラスの絆」を深める取組や「学年の絆」を深める取組は、
絶対に必要と考えております。
保護者の皆様からも、
「生徒のために、そうした取組をぜひ実施してあげてほしい!」
というご意見も、寄せられております。
ありがとうございました。
全校生徒が「一堂に会しての行事」は、たとえ運動場であっても、
「新型コロナウイルス感染症」のリスクを考えると困難ですが、
「学年ごと」「クラスごと」のレクリエーション的な取組は、
「密」にならないように注意しながら、
工夫次第で、実施できると考えております。
生徒たちが、そうした取組を自分たちで企画・運営する中で、
「主体性」「自主性」を、自ら培っていってほしい!
そして、「自分たちで成功させた!」という達成感を味わってほしい!
と願っております。
「ピンチはチャンス!」と言われますが、
「新型コロナウイルス感染症」と共存しなければならないこの状況を、
逆に、生徒たちの「主体性」「自主性」等を伸ばすチャンスととらえ、
「学年での生徒の取組」「クラスでの生徒の取組」を、
学校として、応援していきたいと考えております。
さっそく、6月29日(月)から数日間かけて、
第2学年の生徒が、自分たちで企画・運営して、
「密」を避けながら、「学年行事」を実施していきます。
彼らが、新型コロナウイルス感染症をいかに防止しながら、
楽しい行事を創り上げていくか、今から、とても楽しみです!
「コロナに負けない!」というスローガンのもと、
生徒達が、感染リスクと闘いながら、
学年行事・学級行事を、みごと成功させていった時には、
私ども教師は、それぞれの立場で、
思いっきり生徒たちを褒めていきたいと思います。
その中で、生徒たちの「自己肯定感」も育まれていくと信じています。
校長 堤 泰喜