学校日記

校庭のタンポポ

公開日
2020/03/20
更新日
2020/03/20

南城中学校

南中生の皆さんへ

校庭のあちらこちらに、
タンポポの花が咲いています。
とても可愛らしい花です。

カメラマンには、これらのタンポポが、
「自分を励ましてくれている」ように見え、
いっそう愛おしく感じました。

私が大好きな詩人・高田敏子さんの詩に、
タンポポにまつわる「素敵な詩」がありますので、紹介しますね。

タンポポ    高田敏子

私はタンポポが好き
なぜなら タンポポは
思いがけないところに
見ることができるから

都会の中を走る
線路のかたわらに咲いていたり
ゴミ箱のうしろに首をかしげていたり
 
たとえば ある日
線路のかたわらで
長い貨車のすぎるのを
みつめている人がいたとする
──生活に疲れて──
貨車のすぎたあと そこに見る
あざやかな黄の色に
その人はきっと引きもどされるだろう
明るい生の方へ

タンポポは
自分がそんな意味のある花とは
気づかないだろうけれど──

春も終わったいま 
わが庭の隅の隅に
タンポポの花 一輪
          
出典『月曜日の詩集 続』


※高田敏子さんの詳細は、ココをクリックしてください。

また、映画『ドラえもん』の主題歌として大ヒットした
『タンポポの詩』(THE ALFEE)は、
ココをクリックしてください。
歌詞がとてもいいですよ
元気をもらうことができます。

タンポポは、他の植物と違って、「根っこ」がとても長くて、
1m近くになるものもあるようです。
この長い「根っこ」が、
きれいな「上の花」をしっかりと支えているのです。

雨が降らない日は、さらに根を伸ばしながら…。

私たちの「心の根っこ」も、目に見えません。
「見えないけれどもとても大事な部分」です。
心の根っこがしっかりしていると、
タンポポの花のように、明るく元気に笑顔で毎日を過ごせて、
自分の目標に向かって挑戦することができるのです。

では、「心の根っこ」を長くしたり強くするには、
いったいどうしたらいいのでしょう。
答えは簡単です。
「凡事徹底」です!