学校日記

初荷(はつに)

公開日
2019/01/02
更新日
2019/01/02

南城中学校

初荷とは、商家(しょうか)の「仕事始め」のことです。

毎年、正月2日に行われる儀礼的な初商いで、
江戸時代から始まりました。

新調した「はっぴ」や「手拭」を着用し、卸商人は小売店へ、
小売商人は有力な得意先へ、それぞれ商品を送り込むのです。
祝歌を歌ったりしてにぎやかに行われ、祝酒なども用意されました。
この日、野菜の初出荷をする農家もありました。

車には初荷の幟(のぼり)旗が立てられますが、
かつて馬を用いていたころには、
馬を美しい鞍や綱で飾りたて、華やかな気分を盛りあげたそうです。

現在は、「官庁仕事始め」の1月4日を、
「初荷」にする場合が多いようです。