朝読書について思う
- 公開日
- 2018/10/18
- 更新日
- 2018/10/18
3年生のコーナー
写真は、3年生の今日の「朝読書」の様子です。
カメラマンは、すべてのクラスを回りきれませんでしたが、
概ね、9割程度の人が、心静かに「朝読書」をしていました。
たいへん立派です!さすが3年生ですね!
しかし、残念ながら、
「朝読書」の時間に、宿題などをやっている人が、
各クラスに2名ほどいました。
きっと、その人は、心にも時間にも「余裕」がない人なのでしょう。
宿題などは、家で必ずやって、
学校では、「朝読書」をしっかりやってほしいと願っています。
「朝読書」は、たかが10分です。
でも、1週間では50分、1か月では200分なのです。
「朝読書」をすれば、朝から心が落ち着き、授業にも身が入ります。
もちろん、国語の「読解力」がつくのです。
受験生としての「不安」を和らげる働きもあります。
繰り返します。
宿題などは、家で必ずやりましょう。
そうしないと、「朝読書」を一所懸命にやっている人と、
どんどん差が開いてしまいます。
夜、疲れて、勉強ができないという人には、
朝早く起きて勉強することを、おすすめします!
私も「朝型人間」でした。
「朝は、脳の働きが良いゴールデンタイム!」と、
脳科学者の茂木健一郎氏も、言っています。
話は、変わりますが、
8時25分ぎりぎりに教室に入ってくる
いわゆる「駆け込み乗車」をしている人も、
各クラスに2名ほどいますね。
入試の日も、そうするのでしょうか。
8時25分になってから、荷物をロッカーに入れている人は、
少なからず音をたてています。
すなわち、クラスの大切な友達に「迷惑」をかけているのです。
「10分前登校、5分前着席、朝読書」
そういう習慣を、今からしっかり身につけましょう!
もちろん、入試の時は、もっと早く行かなければいけませんよ!
2つのパターンの生徒の事例を書きましたが、
いずれも、「時間の管理」が、しっかりできていない人です。
でも、南城中学校の3年生の皆さんなら、絶対にできるはずです。
「寝たい」という誘惑に勝ちましょう。克己です。
そして、今より10分早く起きましょう!
最後に、私が尊敬する東井義雄先生の言葉を紹介します。
本校HPに掲載するのは、これで2回目です。
小さな勇気こそ 東井義雄『人生の詩』より
人生の大嵐がやってきたとき
それがへっちゃらでのりこえられるような
大きい勇気もほしいにはほしいが
わたしは
小さな勇気こそ ほしい
わたしのたいせつな仕事をあと廻しにさせ
忘れさせようとする小さな悪魔が
テレビのスリルドラマや漫画に化けて
わたしを誘惑するとき
すぐそれがやっつけられるくらいの
小さな勇気でいいから
わたしはそれがほしい
もう5分くらいねていたっていいじゃないか
けさは寒いんだよと
あたたかい寝床の中にひそみこんで
わたしにささやきかける小さな悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さな勇気こそ ほしい
明日があるじゃないか
明日やればいいではないか
今夜はもう寝ろよと
机の下からささやきかける小さい悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ ほしい
紙くずがおちているのを見つけたときは
気がつかなかったというふりをして
さっさといっちまえよ
かぜひきの鼻紙かもしれないよ
不潔じゃないかと呼びかける悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ 私は ほしい
どんな苦難ものりきれる
大きな勇気もほしいにはほしいが
毎日 小出しにして使える
小さな勇気でいいから
それが わたしは
たくさん ほしい
それに そういう小さな勇気を軽べつしていては
いざというときの大きい勇気も
つかめないのではないだろうか。
東井義雄先生の言葉の本校HPへの掲載は、
東井義雄記念館から許可をいただいています。