学校日記

2学期終業式

公開日
2012/12/21
更新日
2012/12/21

学校行事

 式辞
 今日は北半球の一年中で、一番昼が短い冬至です。
 西洋では、太陽の力が最も弱まった日を無事過ぎ去ったことを祝う日なっているようでクリスマスの原点も冬至祭という祭りということも言われています。この冬至の日には、日本では柚を浮かべたお風呂に入ったり、「ん」のつく食べ物を食べると長生きできるとの言い伝えもあるようです。これは、「ん」は、「いろはにほへと」の順の最後の文字(50音も最後ですね)ということもありますし、冬至の日から運が上昇し始めると考えられていることから「ん」のつく食べ物を食べるという習慣が生まれたとも言われています。最近の給食でも「ん」のつく食材がたくさん出ました。れんこん、にんじん、カボチャ(なんきん)などです。これらは、単なる語呂合わせではなく、野菜の内容をみると、栄養的にも良いものになっているようです。
 さて、2学期が本日終了します。この長い2学期をふり返ってみると、3年生を中心とした体育大会や文化祭、2年生を中心とした新人戦など本当にたくさんの成果がでたと思います。しかし、人によっては、この間、苦しかったこと、悲しかったこと、つらかったことなどあったと思います。でも人は、そうした苦しい思いを経験することで、人間としてより強くなれるといいます。先日のテレビでも、東日本大震災の被災者の子どもたちが、つらい思いをもちながらも、笑顔で過ごしている様子に、子どもたちの強さを感じると言ってました。自分の2学期間、または1年間のことをふり返って気持ちの整理をしたり、反省をしたりして新しい年を迎えていきましょう。1年の計は元旦にあり、というように、新しい年の元日には、何事も最初に計画や準備をすることが大切だということです。こうした意味からも、皆さんの元日が素晴らしい元日になることを願っています。
3学期を清々しい気持ちでスタートした皆さんと会える始業式を楽しみにして、終業式の式辞とします。