学校日記

2月の集会その2

公開日
2015/02/16
更新日
2015/02/16

学校の様子

 今日もとても素晴らしい態度の集会でした。そんな中で、全校が集まってできる最後の集会でのお話でした。少し、原稿から外れた部分ありましたが、原稿をそのまま載せておきます。
<校長の話> 
 立春を過ぎてもまだ冬の厳しさを感じるこの頃です。
 先日、地域の皆さん集まられた時に皆さんの挨拶の話題になりました。柏原中学校を訪れると、皆さん本当に良く挨拶をされるので、本当に素晴らしいとのこと。そして、地域においても最近はよく挨拶をしてくれていると話が盛り上がりました。そんなに挨拶ができるのに、朝練習で外周をランニングしている時は今一かなあという話も出ました。朝練習の時に丁寧な挨拶ができる皆さんですが、どうしてだろうということになりました。皆さんいかがですか?外周をランニングしている時にすれ違う人は大体が地域の方だと思います。皆さんで大きな挨拶をかけてみたらどうでしょう。なんかその様子をイメージするだけでカッコイイ部活動集団って感じです。
 さて、先週の土曜日に親父の会で、運動場に設置するベンチを4つ製作しました。これがその一つです。手作りのベンチです。皆さんで大切に使ってくださいね。
 今日は柏原中学校の全生徒が集まって行える集会では最後になります。来月の5日は卒業式になり、一年生は式には参加しませんから、これが全体で行える今年度最後の集会になります。
 三年生の皆さんは、進路が無事に決まるように神社などでお祈りをして、合格祈願の絵馬を枝に結ぶ時期は、梅のつぼみが見られる頃なんです。先日のある新聞の記事を参考にお話をさせてもらいます。
 最初にお話したとおり、一番寒さの厳しい、寒さの底のようなこの時期に梅のつぼみが現れるのです。厳しい寒さに向かって咲く梅の花。温かさの無い中でも自分の花を咲かせようとする梅は凜としていますね。そして梅が咲いた後に桜の季節になります。昔から合格した時は「桜咲く」という言葉が使われるのですが、梅の時期に合格祈願をしたのに、それでは梅がかわいそう。と思いきや、梅は「手柄を誇らないが梅の美徳である」とのこと。
 同じように、私たちの校章になっている柏の葉も新しい若葉を芽吹かせるために、厳しい寒さに耐えて古い葉はまだ枝にしっかりと着いています。こうして、厳しい寒さの中でもつぼみを結ぼうとしたり、自分の手柄を誇ったりしない梅の木。次の若葉のためにじっと耐える柏の木。これら樹木の生長は、私たち人間の成長にも参考にしなければいけないことがたくさんあるような気がします。
 三年生の皆さん、残り少ない中学校での生活を有意義に過ごしてくださいね。そして梅の頃の合格祈願を越えて桜咲くの便りが届くことを期待しています。