1/7(火)3学期始業式 校長式辞
- 公開日
- 2025/01/07
- 更新日
- 2025/01/07
今日の坂下中
2週間余りの冬休みが終わり、今日から3学期のスタートとなります。新しい学期を迎えるのにあたり、以下のような話を生徒たちにしました。
「おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。2025年が始まりました。みなさんはどのような年末年始を迎えたでしょうか。冬休み前後からインフルエンザが大流行している状況でしたが、健康で過ごせたでしょうか。このように話している私ですが、実は仕事納めから大みそかにかけてインフルやコロナではなかったのですが熱が出て、2024年の締めくくりは残念な形となってしまいました。しかし、2025年が始まってからは体調も回復し、今日は元気に始業式を迎えることができました。まだまだ、インフルエンザは流行しているようです。感染対策をとって体調を崩さないようにしてください。冬休みは寒い日が多かったですが、3つのことを大切にして、なりたい自分に近づくことができたでしょうか。今年は大阪万博や世界陸上など世界的な行事が日本で行われ、様々な交流が期待される年です。また、太平洋戦争終戦・原爆投下80年といった、節目を迎える年でもあります。いずれにせよ、ここ数年、戦争や大きな災害が続いているので、平和で穏やかな年となってもらいたいですね。さて、今年がスタートして1週間が経ちました。3つのことを踏まえてどのようなスタートを切っていますか。一つ目、今年・三学期に向けてどのようなことを始めようと考えていますか。二つ目、冬休みは自分と周りの人の心身をケアできましたか。三つ目、ルールやマナー、決まり事を実行したり、守ったりできましたか。冬休みの自分を振り返って、振り返ってみましょう。2学期の終業式に「はがき新聞」を作成してもらいました。それを全て読ませてもらい、自分の成長と課題をしっかり把握できている人が多いなと思いました。それとともに、3学期に向けての決意がしっかりと書かれていることも感じました。3学期はあっという間に過ぎます。その決意を今日から実行しましょう。
2学期末に学級力のアンケートをとりましたが、そこからレーダーチャートを作成しました。3回の結果と比較して気付くことは何でしょう。そして、6つの力を4つの項目に分けてレーダーチャートにしてみました。ここからも坂下中の強みと課題が見えてくるのではないでしょうか。また、みなさんが記述した内容を集計してみたところ、協力や団結力の高まり、学習への前向きな取組、切り替えやけじめがつくようになったという声が多く聞かれました。反対に、メリハリ・けじめ、授業態度や集中した取組、整理整頓ができていなかったという声も聞かれました。つまり、成長したと思うことと改善すべきことの内容が重なっていました。これはどういうことでしょう。できてはいたけど、まだまだ十分ではないと捉えている、もしくは目指す目標に学年・学級の中で隔たりがあるのかもしれません。そして、魅力ある学校とするためにはどうするとよいかというみなさんの記述全てをchatGPTで要約してみた所、8つの提案を示してきました。①あいさつの強化、②学年を越えた交流会、③ボランティア活動の推進、④学習意欲を高める、⑤学校環境の改善、⑥生徒会活動の活性化、⑦先生と生徒の連携、⑧多様な価値観の尊重です。聞いていて分かると思いますが、これらを見ると、1・2学期にやってきたことばかりが並んでいます。つまり、これまでやってきたことを継続し、みんなで取り組むことが必要だと思っていることが分かります。みなさんの記述を見ているとどの学年も何人かの人が、「自分もやってみた」「自分から○○していきたい」とアイメッセージで書いていました。実はこれが大切なことで、よりよい学校や学級を実現させるには、誰かがやるのを待つのではなく、自分からの気持ちが大切です。つまり一人一人がその気になってこそ、思いが実現していくのです。これから、各学級でもレーダーチャートを使って話し合い、よりよい学級に向けてプロジェクトを進めて行ってもらいます。そこで大切なのは立派なプロジェクトを立てるのではなく、一人一人が動き出すことです。一人一人が学級・学校の構成員として責任をもち、人に頼らず流されることなく主体的に働きかけてください。個々の強い思いが、全体を変えていくはずです。期待しています。次回の朝会までに、3年生は次の進路に向けた戦いが始まります。冬休み気分からの切り替えが求められます。プレッシャーもかかると思いますが、一人で抱え込むのではなく、みんなで盛り上げ、みんなで戦い、希望する進路へと進んでいってください。3学期は次の学年の助走期間でもあります。先を見据え、充実した毎日をひとりひとりが全力でつくりだしてください。みなさんのさらなる進化を願い、先生の話を終わります。」