AIDS エイズについて もっと知ろう | ||||||||||||||||||||||||||||
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1 薬害HIV感染 | ||||||||||||||||||||||||||||
現在のHIV感染のおもな感染は、セックスによって広がる傾向がありますが、日本でHIVが見つかったときは、その感染者のほとんどは輸入血液製剤で感染した血友病の患者さんたちでした。輸入血液製剤がHIV感染の危険があることが、世界中で問題となっているときに、日本では安全だとされ、使われたためにHIVに感染したのです。感染した人は2000人にもなり、その半数以上が17歳以下の子どもたちでした。今の血液製剤は、加熱されているので感染の心配はなくなりました。しかし、非加熱の血液製剤で感染させられてしまった大ぜいの人たちは、体の抵抗力がなくなる病気と闘っています。感染させられた2000人のうち、すでに400人もの方がなくなりました。これを「薬害エイズ」といいます。 1989年、感染の危険を防ごうとしなかった国と、HIVが入っていることを知りながら薬を売り続けた5つの製薬会社に対して、患者さんたちが裁判で訴えました。そのころの日本では、エイズに対してひどい偏見や差別のある頃でしたから、自分がエイズであることを社会に公表することは、とても勇気のいることだったのです。この裁判は、感染した人たちのプライバシーを守るために、日本で初めて、訴えた人の名前をださずに番号で呼ぶという裁判になりました。 1996年、国や製薬会社と和解し、やっと被害者やその家族を救うための対策がとられるようになりました。 |
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「吸血鬼日本」・・・日本が血液を買いあさる様子を見て、世界の人々は、このように言いました。 | ||||||||||||||||||||||||||||
日本のはじめの頃のHIV感染者のほとんどは血友病患者でした。それは、1979年からアメリカから輸入した血友病の治療に使われていた薬「高濃縮凝固因子製剤(血液から作る薬−血液製剤の一種)」や、その薬の原料として輸入された血液成分の中にHIVが入っていたためです。この薬は、たくさんの人々の血液を混ぜ、その中から血液を固まらせるものを取り出して作られていました。日本では、献血によって血液を集めますが、その量では不足していたため、外国から値段の安いたくさんの血液製剤や血液が大量に輸入されたのです。この薬は当時とても高価で、使えば使うほど製薬会社や病院がもうかるようになっていたので、全国の病院で盛んに使われました。外国の血液で作った方が安く作れたので、なんと日本国内で使う血液量の96%を外国から買っていました。その量は、世界で使う量の3分の1にもなりました。そのため、血友病患者の多くが、病気を治療するはずの薬で、新たな病気−HIV感染症−になるという二重の苦しみを持つようになるという悲劇が起こってしまったのです。 | ||||||||||||||||||||||||||||
日本人の心の貧しさが生み出した薬害エイズ | ||||||||||||||||||||||||||||
日本の血友病患者のほとんどは、アメリカから輸入された血液製剤を使っていました。アメリカでは、貧しい人と豊かな人の差が激しく、自分の血液を売って生活せざるをえない人たちもいるのです。日本では、献血によって血液を集めますが、アメリカでは、売血が許されているのです。ですから、血液を売って生活している人たちが持っているウイルスがからだの中に入ることは、十分に考えられました。 1982年、ついに、おそれていたことが現実になったのです。血液製剤で数人の血友病患者がエイズになったことがわかりました。アメリカでは、直ちに、血液を加熱し、HIVを殺してから作られた安全な血液製剤にきりかえることにしました。ヨーロッパでも、各国が、安全な加熱製剤にきりかえました。 |
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しかし、日本では、その時に危険な血液製剤を禁止することができたのに、アメリカから、危険な血液や血液製剤を輸入し続けました。国・製薬会社、専門医は、「心配ない、安全だ」といい、血友病患者に、危険な血液製剤を引き続き使わせたのです。そのため、当時日本の血友病患者4500人のうち、およそ1500人もの人たちが、病気を治すはずの血液製剤という薬でHIVに感染してしまったのです。日本が加熱製剤にきりかえたのは、アメリカにおくれて2年以上も後のことでした。その間に、アメリカではすでに売れなくなった加熱をしてない血液製剤が大量に輸入され、使われ続けたのです。これは、結果的に、血友病患者のいのちよりも製薬会社や病院のもうけを優先したことにほかなりません。日本では、血友病患者にHIV感染者が多いという特異性がみられるようになったのも、こうしたことがあったのです。その被害者の多くは、子どもたちや若者たちでした。 国・製薬会社の責任はもちろんのことですが、献血が少なく、外国からたくさんの血液を輸入しなければならないという、私たち日本人のこころの貧しさも原因といえるかもしれません。 |
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血友病の患者のほかにもHIVに感染していた人たちがいる! | ||||||||||||||||||||||||||||
危険な加熱してない血液製剤は、血友病の治療以外にも使われていたことがわかり、調べてみると、HIVに感染していたり、すでにエイズのような症状でなくなっていた方がいることがわかりました。危険な加熱してない血液製剤は手術などの止血用として使われていたのです。血友病でもない患者が、知らない間に危険な加熱してない血液製剤で治療を受けていたため、HIVに感染していたとしても、それを知らないで生活している可能性があり、その人が、さらに他の人に感染させてしまうおそれがあります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
2 世界のHIV/AIDS | ||||||||||||||||||||||||||||
世界規模で広がるHIV/AIDS | ||||||||||||||||||||||||||||
HIVは、世界中の国々に広がり、とくに、アフリカの国々では深刻な状態にあります。とくにこのような国々では、15歳から24歳の若者や母子感染により、幼児にHIV感染が広がっているのです。世界のHIV感染者の70%、エイズによる死者の80%が集中しています。このため、働く人口が少なくなり、貧しい国がますます貧しくなるということになってしまいます。 世界の人口の60%以上をしめるアジアも深刻です。タイは、国の取り組みで新しい感染者の増加を抑えることに成功したものの、インド、中国、カンボジア、ミャンマー、ベトナムなどの国々は、HIV感染者は増えています。 |
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世界のエイズ HIVの感染 2002年末 | ||||||||||||||||||||||||||||
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タイの成功・・・・東南アジアのタイは、今や貧しい国とはいえません。工業も発展してきており、国民の生活も豊かになりつつあります。この国では、ある時期、HIV感染者が爆発的に増えました。HIVをおさえ、エイズにさせないための薬は、ヨーロッパやアメリカなどの製薬会社の特許権で自由に作ることができませんでしたが、国の機関が新薬の開発に成功し、とても安い値段で国民に配ることができるようになりました。外国の技術で薬を作らないため、高い特許料を払う必要がなくなったからです。また、HIV・エイズの教育にも力を入れました。この結果、あらたなHIV感染を減らすことに成功したのです。 | ||||||||||||||||||||||||||||
貧しい南の国々と豊かな北の国々 南北問題 | ||||||||||||||||||||||||||||
貧しい国が世界の南に多く、豊かで発展している国が北に多いことから、いろいろな問題があります。これらを「南北問題」といっています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ハンガーマップ 下のハンガーマップは世界の栄養不足人口の割合を、5段階に色分けし、地図に示したもので、WFPがFAO(国際連合食糧農業機関)の統計を基に作成したものです。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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飢えている人たちが多くいる南部アフリカなどの地域は、HIV感染の広がっている地域と重なっています。それはどうしてなのでしょうか。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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貧しい国では、自分の国で薬を作る資金と技術が不足しているため豊かな国から高い薬を買うしかありませんが、そのような余裕はありません。したがってHIVに感染したらエイズになってしまうため、絶望的な死の病気となっています。一方で、豊かな国ではHIVをおさえるための薬を豊富な資金で次々に開発し、薬が普及し、たとえHIVに感染してもエイズを発病することは少なくなってきています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV感染と子ども | ||||||||||||||||||||||||||||
アフリカでは、いくつかの国で、子どもの死亡する原因のトップがエイズとなりました。それは、おもに、母親のHIVやエイズに関する知識が不足(女性は、社会的な地位が低く、教育を受けることができず、字が読めない人がたくさんいる)していること、そして、女性のHIV感染者が急速に増えていることが原因といわれています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
エイズ孤児の増加・・・家族の父親がエイズでなくなり、続いて母親もエイズでなくなり、残された子ども、老人だけで生きていかねばならない場合が多くでています。世界の「エイズ孤児」の90%は、南部アフリカの子どもたちです。このようなエイズ孤児たちは、ホームレス(ストリート・チルドレン)になったり、栄養が不足して体力がなく、生きるためには、盗みをしたり自分の体を売るといったことをしなければならないケースが多く、それが親と同じようにHIVに感染する危険性が高まることとなるのです。これらは貧しい国々にとって大きな問題となっています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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現在、エイズが原因で15歳以下で父・母の一方もしくは両方を失っている孤児は世界に1340万人(全孤児数の12.4%)おり、2010年にはこれが2500万人(全孤児数の24%)に増大するだろうといわれています。また、アフリカでは、全児童数の12%が孤児であり、これはアジア(6.5%)、中南米・カリブ海諸国(5%)に比べてもきわめて大きな値です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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3 HIV/AIDS差別 | ||||||||||||||||||||||||||||
日本で初めてエイズ患者が見つかったとき、マスコミは、患者のプライバシーと人権をないがしろにしてHIVの恐ろしさだけを強調したため、HIV/AIDSにたいするまちがったイメージが作られてしまいました。その結果、血友病=エイズというイメージが作られ、血友病というだけできびしい差別・偏見、いじめを受けることになってしまいました。 | ||||||||||||||||||||||||||||
学校や職場で | ||||||||||||||||||||||||||||
日本では、HIV感染者やエイズ患者であることを理由に、就職を断ったり、会社がいやがらせをして仕事をやめるように しむけたり、本人にないしょでHIVに感染してないかを検査したりするなど、プライバシーが守られないことが、まだまだたくさんあります。 | ||||||||||||||||||||||||||||
その一方で、受け入れる学校や職場も増えてきました。HIV/AIDSの問題を解決するには、まず自分がウイルスをもらわないこと、与えないことです。HIV/AIDSにたいする正しい知識をもつことは、感染してしまった人や患者にたいする偏見・差別をなくし、共に生きていくことにもつながるのです。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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病院で | ||||||||||||||||||||||||||||
エイズが日本で発症した事例が報告され、マスコミなどで間違った情報が流されたことで、HIV/AIDSへの恐怖心は、正しい知識や情報を持っているはずの医師や看護師のあいだにもありました。「感染を防ぐ対策ができていない」「エイズ患者がいることがわかると、ほかの患者が減る」などといった理由で、感染者や患者を診察しないことがおこりました。また、本人の許可なしでHIV抗体検査をしたり、感染がわかると診療を断られることもありました。このように、感染者や患者は、診察してくれる病院をさがすだけでも苦労する状況が長く続いたのです。現在でも、外科の手術前や産婦人科の出産の前に、本人に無断でHIV抗体検査が行われたりというように、人権やプライバシーを侵害するようなことがたびたび起こっています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
エイズと闘う | ||||||||||||||||||||||||||||
偏見・差別について | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV/AIDSのほかにも いろいろな偏見 差別がある | ||||||||||||||||||||||||||||
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4 日本ではどうなっているのか | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV感染は性感染症の1つ | ||||||||||||||||||||||||||||
15年度講演会の資料 15年度の木原雅子先生の講演のプレゼンテーション | ||||||||||||||||||||||||||||
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日本でのHIV感染は、はじめの頃はアメリカから輸入された汚染した血液製剤によるものが中心でしたが、現在ではセックスによって人から人へうつる性感染が深刻になっています。これを「性感染症」といいます。これは、あまり自覚症状がなく、気づかないうちに相手にうつすおそれがあります。とくにその中でもHIV/AIDSは最大の問題になっています。 性感染症のなかでもクラミジア感染症が若者に多く、この病気になった場合は、男性にはおしっこを出すときに痛みがあるのですが、女性にはほとんど症状があらわれず、感染者が急速に増えています(女性は、男性の二倍の感染者がいると推定されています)。治療しないと結婚後、子どもができなくなったり、流産の原因にもなります。 これらの性感染症にかかっていると、HIVに2〜3倍も感染しやすくなります。 結婚もしていない10代の妊娠(赤ちゃんができること)の増加も急速です。これは、昔と違って、男女の出会うチャンスが多く、短い交際期間でセックスをし、別れて、また次の異性とセックスをするといった状況が最近の若者の性行動にあることと、セックスの時にHIVに感染させないためのすぐれた道具であるコンドームをつけない傾向があるからです。このような最近の若者の性行動は、HIVに感染していることに気づいていない人が、次々に相手に感染させるという危険があります。 HIVなどの性感染症から自分の体を守るためのコンドーム。工場の出荷量の減少は、使う人が減っていることを示すことに他なりません。HIVなどの性感染症の増加が問題になっている現在において、コンドームの使用に対する若者の関心が低いことを示している例です。 また、男女の関係については、いまだに対等な関係でない場合が多くみられます。女性が感染予防のためにコンドームをつけてもらいたくても、相手の男性に言いにくい、コンドームのことを女性が言うのが恥ずかしいというように、女性が不利な立場にあることが多いのです。それは、望まない妊娠と中絶、HIVをふくむ性感染症の増加でも示しています。 コンドームをつけることは、男性の側からみても大切です。それは、相手の女性が、自覚症状のないままHIVなどの性感染症になっている場合もあるからなのです。 |
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エイズと闘う | ||||||||||||||||||||||||||||
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私たちの住んでいる東海地方のHIV感染者の年ごとの増加をみてみましょう。 愛知県のHIV感染の増加がきわだっています。愛知県は、名古屋のような大都市が多く、若者の数もほかの県と比べると多いのですが、それにしても、最近の急速な増加は深刻です。 しかし、情報社会の現在、性情報はいろいろなメディアによって全国にはんらんし、都会に住む若者と地方に住む若者の差はほとんどなくなっています。 |
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先進国でエイズが増えているのは日本だけ | ||||||||||||||||||||||||||||
世界と日本のHIV感染・AIDS患者数の資料 | ||||||||||||||||||||||||||||
性感染症やエイズはどのようにして広がるのか | ||||||||||||||||||||||||||||
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セックスをするかぎり、HIVなどの性感染症はだれもがかかる可能性があります! ここに、愛し合っている二人がいるとします。 Aさん、Bさんは、それぞれに何人かと過去にセックスの経験があったとします。 そのAさん、Bさんの過去の相手もそれ以前に誰かとセックスの経験があったとします。 もし、その中の一人でも性感染症にかかっていたとしたら、Aさん、Bさんは絶対安全だとはいえませんね。エイズや性感染症は、二人の過去の生活とつながっているのです。 性感染症やエイズは、このような人のネットワークで次々に感染していくのです。しかも、性感染症は、自分が感染しているという自覚症状が出にくいので、知らないうちに相手にうつしてしまうのです。 |
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性感染症にかかっているかもしれないと思ったら、検査しよう | ||||||||||||||||||||||||||||
性感染症は、早期発見・早期治療が大切です。でも、「恥ずかしい」という気持ちから、医師の診断を受けない人が多いのが現実です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
* HIVは感染してから、初期症状が出るまで2週間、抗体検査が可能になるまで8週間以上かかるので、検査する時期を考える必要があります。 | エイズの検査 東京都 | |||||||||||||||||||||||||||
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東京都健康局 エイズに詳しいページ | ||||||||||||||||||||||||||||
5 HIV抗体検査 | ||||||||||||||||||||||||||||
新宿駅そばの東京都南新宿検査・相談室では、平成14年度に7000人以上の人が検査を受け、HIV陽性(つまり、HIVに感染している)という結果の人が1%を超えたそうです。陽性率が1%を超えたのは、東京都南新宿検査・相談室が始まって10年間で初めてのことで、しかも、検査を受ける人は増えていません。それなのに、検査を受けた100人に1人はHIVに感染していたのだから・・・。私たちにとって、自分に関係ないと思っている時代は、もう終わったのです。恐いのは、知らないうちに大切な人に感染させてしまうことです。 |
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HIV抗体検査を受ける人が減っています。しかし、HIV感染者は増えています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
HIVに感染しても、長い間ほとんど何も症状があらわれないので、感染しているかどうかを確かめるには「HIV抗体検査」をするしかありません。陰性は感染していない、陽性は感染し抗体ができていることを意味します。「HIVに感染しているかもしれない」と悩まずに、勇気を出して検査をしてほしいです。しかし、現実にはHIV感染者は確実に増えているのに、検査を受ける人は減っているのです。検査を受けることで、不幸にして感染がわかった場合、HIVの治療を早く開始することでエイズの発症を遅らせることができ、他人にうつす(これを二次感染といいます)ことを防ぐことができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV抗体検査関連-全国保健所リスト他 | ||||||||||||||||||||||||||||
保健所におけるHIV抗体検査の実施について | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV抗体検査 | ||||||||||||||||||||||||||||
6 共に支えあいながら生きる社会を! | ||||||||||||||||||||||||||||
私たちの私たちの社会は、まださまざまな不平等や差別があり、弱い立場におかれている人がそうでない人々と共に生きていく状況にはなっていません。HIVやエイズへの偏見や差別も例外ではありません。HIV感染者やエイズで苦しんでいる人たちが受け入れられる社会にしていくためには、私たち一人ひとりが、HIVやエイズは特別な病気ではなく、自分自身にも起こりうる問題であることを認識して、「自分がHIVに感染して、こんな偏見・差別を受けたらどんな気持ちがするだろう?」と考えることが大切です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
HIV感染者やエイズ患者が差別されずに共に生きていく社会とは、弱い立場におかれた人たちがいきやすい社会です。それは私たちにとっても生きやすい社会なのです。 病気や障害などのハンディキャップをもった人たちと、共に支えながら生きていけるやさしい社会を作るために、まず私たち一人ひとりが考え、行動していくことが大切ではないでしょうか。 |
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エイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しない | ||||||||||||||||||||||||||||
7 AIDS−HIV リンク集 2005年版 | ||||||||||||||||||||||||||||
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