8月23日 白虎隊の日
- 公開日
- 2013/08/23
- 更新日
- 2013/08/23
お知らせ
1868(明治元)年8月23日、戊辰(ぼしん)戦争のさなか、会津藩の白虎隊20名が飯盛山で自刃する悲劇が起きました。
戊辰戦争は、旧幕府軍と明治新政府軍との戦いです。会津藩は旧幕府軍の中心的存在で、戦争に備えて年齢ごとの部隊を作っていました。玄武隊、朱雀隊、青龍隊、白虎隊などがそうです。
16〜17歳の若者で構成された白虎隊だけでなく、会津藩全体が新政府軍の近代的戦力に圧倒されてしまいます。NHKの大河ドラマ「八重の桜」も会津藩のお話でしたね。
会津藩の少年たちは、「什の掟(じゅうのおきて)」というきまりを守るようにしつけられて育ちます。「什(じゅう)」はなかよし班のようなグループです。そこで毎日、下の掟を大きな声で言うのです。
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
(目上の人の言うことをきく)
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
(目上の人にあいさつをする)
三、虚言をいふ事はなりませぬ
(うそはつかない)
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
(ひきょうなことをしない)
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
(弱い物いじめはしない)
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
(外でものを食べない)
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
(外で女の子と話してはいけない)
ならぬことはならぬものです
(だめなものはだめです)
今の時代には合わないものもありますが、ほとんどがどの時代でも大事な内容です。最後の「ならぬことはならぬものです」というのがいいですね。だめなものは、理屈抜きにだめなのです。
(写真 会津若松城 出典 ウィキペディア)