学校日記

「大気の状態が不安定」

公開日
2013/08/05
更新日
2013/08/05

お知らせ

 8月5日の天気は、晴とくもりと雨が何回も繰り返す不思議な天気でした。これは、大気の状態が不安定だったからです。「大気が不安定」というのはどういうことでしょう。
 温かい空気と冷たい空気とでは、重さが違います。温かい空気の方が軽くなります。熱気球はこの性質を利用して飛びます。低気圧などの関係で上空に冷たい空気が流れ込むことがあります。一方、太陽の熱であたためられた地面近くの空気は温かくなります。軽くて温かい空気と重くて冷たい空気の上下位置が反対になっています。こういう状態を「大気が不安定」と言います。
 安定した大気になろうと上と下の空気が入れ替わるとき、入道雲(積乱雲)が発生し、雲と雲がこすれあって静電気をためることもあります。雷雲です。急に冷たい風が吹いたり、風が強くなったりしたら、すぐに安全な場所に避難しましょう。
 写真は上から、積乱雲、稲光(落雷)、雷が近づいた時の行動です。(ウィキペディア、日本大気電気学会HPよりお借りしました)