学校日記

自主学習のお願い

公開日
2020/04/16
更新日
2020/04/16

校長室より

当初の予定より休校期間が延長され、子どもたちには、さらに自宅学習をしてもらうことになります。
学校からは、学年に応じて、音読カード・自己紹介カード・漢字や計算などの復習プリントが配付されていますが、中には「もう宿題プリントは終わったからやることがない」とゲームをやって過ごしている子もいるようです。
与えられた課題が終わったら「自主学習」が終わりではありません。
むしろ、自主学習は自分の気持ち次第では無限の可能性を秘めています。

保護者の引率と協力の元ということになりますが、例えば「スーパーへのお買い物」をした場合

(1)漢字やカタカナ、英語などの商品名を読む。
(2)どんな仕事で、どんな工夫をしているか「お店調べ」をする。
(3)電卓やスマートフォンを使って買い物額を計算する。
(4)200円あったら、何がいくつ買えるか暗算させる。
(5)「二分の一」「三割引き」「20%増量」「100グラム当たりいくら」などの意味を知る。
(6)実際にお金を支払う経験をする。
(7)お米・野菜・魚などの生産地を調べる。産地を地図で確認する。
(8)季節の野菜や魚を知る。
(9)食事のメニューに合わせて何を買えばいいのかを考える。
(10)何が売れているかなどを分析、予想し、別に日に検証する。
(11)賞味期限を確かめる。
(12)原材料や成分を確かめる。
(13)買ったものを上手に袋詰めする経験をする。

などの学習内容が考えられます。生活科、理科、社会、国語、算数、家庭科などの実習です。

「公園へのお散歩」をした場合
(1)植物の観察
(2)太陽や雲の動きの観察
(3)公共施設の管理
(4)体力作り
などが考えられます。先週は夜空に輝く「スーパームーン」の観察ができました。

このように、できる範囲で、家庭の協力を得て校外学習をしてもらえたらと思っています。
もちろん、掃除や洗濯、食事のお手伝いなども大切なお勉強です。学校にいないからこそできるお勉強をしっかりやってもらえるとうれしいです。
そして、自主学習ノートに「こんなことをやったよ」と観察日記や絵日記のようにまとめてもらえたら、すばらしいです。

※ 自粛要請が出ています。買い物や公園への散歩をお願いしているわけではありません。ウイルス感染拡大に配慮しながら、ご家庭でさまざまな工夫をしていただきますようお願いします。